葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その5(PINKちゃんねる)









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葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その5
1 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 05:26 ID:1/Yhr7KS
いつも見慣れた葉鍵キャラの
しかしいつもとはちょっと違う世界。
数々の職人が織りなす彼女(彼)と彼(彼女)の物語を
お楽しみください。
(3代目テンプレより)

このスレもついに5本目まで到達しました。これも職人様方のなせる業です。
既出の反転キャラに萌えるも良し、新たな反転キャラを創造するも良し…どっちにします?


前スレ 葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その4
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1030414461/l50

過去スレやその他細かい詳細は>>2-10をどうぞ


2 名前: 過去スレ、まとめサイト 投稿日: 02/10/30 05:26 ID:1/Yhr7KS
初代  葉鍵のキャラを性転換させたらどんな感じ?
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1015/10153/1015395011.html

2代目 葉鍵キャラを性別反転させたらこんな感じ!
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1017/10178/1017826789.html

3代目 葉鍵キャラを性別反転させたらいい感じ!
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1025/10251/1025102249.html

まとめサイト 3代目スレの181 ”管理”者さんだよもむ ◆.JgAOy9cさん作成
ttp://isweb45.infoseek.co.jp/play/hanten/index.html



3 名前: 反転キャラ名の例 投稿日: 02/10/30 05:27 ID:1/Yhr7KS
◆ONE
 折原浩平  → ひろみ
 住井護   → 麻森
 長森瑞佳  → 佳瑞 瑞鶴(不確定)
 川名みさき → 御崎

◆Kanon
 相沢祐一  → ゆう
 水瀬名雪  → なゆき 雪弥 雪彦
 水瀬秋子  → 秋人
 沢渡真琴  → 誠
 倉田佐祐理 → 祐佐 祐理
 川澄舞   → 舞人
 天野美汐  → 汐(せき)
 北川潤   → 潤
 久瀬    → 奏(かなで)

◆AIR
 国崎往人  → 往穂
 神尾観鈴  → 鈴
 神尾晴子  → 晴彦
 みちる   → 満
 霧島聖   → 聖
 霧島佳乃  → 佳之



4 名前: 反転キャラ名の例 投稿日: 02/10/30 05:28 ID:1/Yhr7KS
◆雫
 長瀬祐介  → 祐子
 月島瑠璃子 → 瑠璃
 月島拓也  → 拓美

◆痕
 柏木耕一  → はじめ
 柏木千鶴  → 鶴丸
 柏木梓   → 梓
 柏木楓   → 楓
 柏木初音  → 初音
 柏木賢治  → 賢子
 柳川祐也  → 裕子
 阿部貴之  → 貴美
 日吉かおり → かおる
 次郎衛門  → 芙蓉
 エルクゥはそのまま



5 名前: 反転キャラ名の例 投稿日: 02/10/30 05:28 ID:1/Yhr7KS
◆To Heart
 藤田浩之   → 浩子
 神岸あかり  → 燈人
 長岡志保   → 保志
 佐藤雅史   → 雅美
 来栖川芹香  → 芹哉
 来栖川綾香  → 綾哉 綾彦
(芹香、綾香は合わせる必要あり?)
 宮内レミィ  → レナード
 保科智子   → 智
 松原葵    → 葵
 姫川琴音   → 琴音
 雛山理緒   → 理央
 HMX-12マルチ → HBX-12マルチ
 坂下恵    → 恵



6 名前: 反転キャラ名の例 投稿日: 02/10/30 05:28 ID:1/Yhr7KS
◆WHITE ALBUM
 藤井冬弥  → ふゆ
 森川由綺  → 勇輝(芸名YUKI)
 緒方理奈  → 理玖 理雄(芸名RIN)
 緒方英二  → 英奈
 七瀬彰   → あきら
 河島はるか → 遥
 はるかの兄 → かなた(妹)
 澤倉美咲  → 岬
 観月マナ  → 真央

◆こみっくパ〜ティ〜
 千堂和樹  → かずき
 芳賀玲子  → 玲
 猪名川由宇 → 由太 悠 ゆう
 長谷部彩  → 綾(りょう)
 おたく縦、横 → 緒田久縦子、緒田久横子

◆誰彼
 坂神蝉丸  →蝉枝
 岩切花枝  →華丸

無視して自由に書いて良いです


7 名前: おまけ(w 投稿日: 02/10/30 05:30 ID:1/Yhr7KS
◆胸の大きさについての考察(前スレ400以降を参照)

ハクオロ……99(G)(108のHカップ説有)
裕子……95(F)
はじめ……93(E)
御堂……93(D)
浩子……91(E)
拓美……91(E)
往穂……91(D)
ひろみ……86(C)
蝉枝……86(B)
柳乃……84(C)
潤……83(B)
ゆう……83(B)
祐子……80(B)
芙蓉……80(B)
ふゆ……78(B)(もっと小さい説有)
奏……75(AA)

(前スレ417、萌虚仮氏の発言から。変動制なのであまりとらわれずに書いて良いです)


8 名前: 前スレの884 投稿日: 02/10/30 05:49 ID:1/Yhr7KS
PCが凍る寸前でなんとか設置完了…
テンプレ考える時間がなくて3代目のパクリになってスマソ…

    プラーン
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

割り込まれなかっただけが救いか………


9 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 06:09 ID:FGedJqrA
おお立った。


10 名前: 地獄車 ◆Xoa6WeBjxs 投稿日: 02/10/30 06:10 ID:p5ShtmC+
お疲れ。
時間ができたことだし、俺もなんか書こうかな…


11 名前: 前スレ350 投稿日: 02/10/30 07:32 ID:t3sMtn/B
 ∧||∧
(  ⌒ ヽそうさ……>>1にとって俺なんかどうでもよかったのさ……
 ∪  ノ わかり切っていた事じゃないか……
  ∪∪


12 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 09:01 ID:KMLgS37u
>>1
乙かれー。


>>11
「はじめ」じゃない方の反転耕一(貧乳)の作者さんですな。
たのしく萌えさせてもらっております。

だから、生きろー! このスレでもよろしくお願いしますー!


13 名前: 名無しさん、…複雑です 投稿日: 02/10/30 09:29 ID:6FOhLajs
>1
スレ立て乙です。

>11
あなたの作品を楽しみにしている者がここにも一人おります。
吊るなー!

しかし、いつまで経っても元の名前が「恵」のままの好恵姐さん…哀れ。


14 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 09:57 ID:kw+nWmtF
キャラ多いからな…いっそ名前リストは無くても良いかもナー。


15 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 12:32 ID:JzPFOA2M
でも名前リストがあったほうが新入りさんも入りやすいだろうし

で、1さん、乙〜


16 名前: 前733 投稿日: 02/10/30 18:48 ID:KK9FAEMN
名前リストか……………使うんだろうか?
あと「…」の書き方おせーて。


17 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 20:10 ID:jDFxwlqH
>>1乙です。容量制限気づかなカータヨ…(;´Д`)
そして、吊らないでください。期待してまする…>>11

名前リストは、HTMLにして何処かに載せるとかは?
スレ容量+発言数の節約にはなると思いますが…

>>16
IMEだと「・・・」(・が3つ)で変換されないかな?
漏れはATOKに乗り換えた上に単語登録してあるけど


18 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 20:20 ID:csHDYlwN
>>16
MS-IMEなら「てん」「さんてん」で変換できる
あと、記号の名前は「三点リーダ」だと超先生が仰っていた(w


19 名前: 前733 投稿日: 02/10/30 20:35 ID:0jC7Mco5
サンクス!


20 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/30 21:15 ID:RHFrkRDU
まとめサイトの方に載せてもらいますか?>名前リスト等

“管理”者(中略)さんが、まだここにいるのかどうかはわからないけれど。


21 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/10/30 23:02 ID:SDfqSVFj
新スレおめっとさんです。
とりあえず祝賀絵ってことではじめさん&ふゆ……
素っ裸なのはサービスです(?)

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 嘘です。手抜きでした……
 ∪  ノ
  ∪∪

http://www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021030230037.jpg


22 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/10/30 23:08 ID:SDfqSVFj
前スレがdat落ちする前に画像リンクをサルベージしました。
とりあえず最後の50レス分……

>奏タンにいけないことを……
http://pinktower.com/www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021027235050.jpg

>……猫!?
http://pinktower.com/isweb40.infoseek.co.jp/play/ilhenny/cgi-bin/source/cho304.jpg

>今度は北川さんに……
http://pinktower.com/www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021028221225.jpg

>てれてれ奏さん
http://pinktower.com/www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021029215850.jpg

>ねこーねこー(謎
http://pinktower.com/isweb40.infoseek.co.jp/play/ilhenny/cgi-bin/source/cho307.jpg



23 名前: 前スレ715 投稿日: 02/10/30 23:44 ID:0e7BGtFP
新スレおめー&おつー。
萌虚仮氏もおつー。
さて、次のネタを考えるか…


24 名前: さぼり屋”管理”者 ◆DY.JgAOy9c 投稿日: 02/10/31 01:23 ID:TgZJDsO6
スレ立て乙です。
一応ROMはしています。


名前リスト、即興で作ってこっそりupしたり。
あと、今週末は暇が無いので、来週に前スレの分をまとめる予定です。


 ∧||∧
(  ⌒ ヽ  しょうもない管理者で申し訳ない…
 ∪  ノ
  ∪∪

※infoseekとhoopsの統合により、近々URLが変わる予定です…


25 名前: 柳乃(女柳也)の作者 投稿日: 02/10/31 05:29 ID:Vdc4czJj
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 名前がねぇ……
 ∪  ノ
  ∪∪

いや、別に無くても問題ないのですが(w


26 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/31 12:20 ID:S8SYt8jP
>>21
マタマタキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!!!
お昼からふゆとはじめさん…素晴らスィものを見てしまいますた…
萌虚仮さん、サルベージと併せてぐっじょぶです

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ そして、>>25の身代わりに吊ってみるテスト
 ∪  ノ   ここに期待してる香具師がいます、がんがってくだちぃ…
  ∪∪



27 名前: sage 投稿日: 02/10/31 22:11 ID:7vJVbUu+
sage


28 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/31 22:17 ID:U68jlqpG
あああ


29 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/10/31 22:27 ID:zVKnGX+E
 というか、英二とふゆ、というのは無いのだろうか。
 自分で書くしかないのか。
 ……文才、ボーナス一括払いで買えないものか。
 


30 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/10/31 22:47 ID:W9eeYalL
久しぶりの浩子投入。


 ∧||∧
(  ⌒ ヽ そしてまた服を端折るタワケが一人……
 ∪  ノ
  ∪∪


http://www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021031224516.jpg


31 名前: 前スレ847 投稿日: 02/10/31 22:57 ID:suf+XXym
新スレおめでとうございます。
>萌虚仮さん
浩子萌え〜!
服なんて飾りですよ!偉い人にはそれがわからんのです(爆)
サルベージお疲れ様です。僕の分まで救って頂いて…
ありがとうございます(感涙)




32 名前: 現スレの1 投稿日: 02/11/01 02:04 ID:B7SaOo9D
現在某Kanonキャラの反転SSを書いている途中…

…前スレ350さん&柳乃(女柳也)の作者さん、申し訳ありません…
どうでもよかったなんてことじゃなくてこっちの確認ミスです…

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 言い訳する前に書くもの書かないと……
 ∪  ノ
  ∪∪


33 名前: 元380 投稿日: 02/11/01 02:34 ID:4bNb2siY
新スレ記念カキコ。
余裕が出来たら、また書いてもいいですか?


34 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/01 17:58 ID:UPDdAZLe
>>33
むしろ忙しくてもk(吊


35 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/01 20:03 ID:XpJZeBgX
 >>29
 ……即効思い付いた話は鬼畜突っ走りだよ。
 書いてください。読みたいです。



36 名前: 前17 投稿日: 02/11/01 20:15 ID:QD1HYn8W
スレ立ておつ〜<遅

でも、えらい忙しくてなかなかSSを書けない罠


37 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/01 21:01 ID:OIphR30w
というか、なんで>>29>>35は同じく一段空けなんだ。狙いか。
それはさておき、貧乳萌え―――!!貧乳が好きなんだ―――!!




38 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/01 21:06 ID:6RYOzVwj
スレ立て乙カレー
>>10じごぐるの絵見てみた( ・∀・)イイ!


39 名前: 前733 投稿日: 02/11/02 08:35 ID:UuWsXv2S
「美坂く〜ん、みてみて〜」
潤が湊君(でよかったか?)に呼びかける。よく見るとネコ耳と尻尾をつけていた。
正直それはターゲットが違うだろと思いながらその様子を眺めていると、
「で、猫がどうかしたのか?」
湊君が言葉を返す、それに反応したかのように、
「ねこ!?」
さっきまで寝ていた雪弥が起きた。
「ねこ……ねこ……ねこ〜〜〜〜〜!」
そして潤にだきついた。どうやらネコ魂に火がついたようだ。
「ちょっ、ちょっと、水瀬君!?」
「ねこーねこー」
そしてそのまま押し倒してしまった。
「きゃぁ!!み、水瀬君、ちょっと!!み、美坂君、見てないで助け…」
「違うよ、北川さん。ネコはにゃーってなくんだよ?」
雪弥が恍惚の表情を浮かべる。
「にゃ〜〜〜〜っ!!」
潤が泣き出して(鳴き出して?)しまった。
仕方がないので私は雪弥の目の前でパチンと手を叩いた。
「ハッ、あれ?ぼくは何を……?」
雪弥が我に帰る。そして自分の席に戻り、また寝てしまった。
目に涙を浮かべながら潤は乱れた服装を整える。そこへ湊君が口を開いた。
「一つ質問していいか?」
「なに?美坂君」
「尻尾はどうやってつけているんだ?」
そういえばそうだ、さっき雪弥に押し倒された時下着が見えたが何の仕掛けもなかった。
「えっと………あの……その………」
潤が口をもごもごさせる、そしてだんだん顔が赤くなる。それが最高潮に達した瞬間、
「美坂君のバカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
と言って泣きながら走り去っていった。


40 名前: 前733 投稿日: 02/11/02 08:44 ID:UuWsXv2S
このスレにおける、SS第1号です。
とりあえず猫北川のイラストから思いついたネタだったんですが、
尻尾がどうやって付いているかはご想像にお任せします。

あと、セリフが1個もなかったけどゆう視点で書いています。

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ さて、吊って来るか………
 ∪  ノ
  ∪∪



41 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/02 12:25 ID:zZanyuv7
>>40
激しく潤のスカート内が気になりました(;´Д`)ハァハァ
イ`、というかもっとおながいします…。


42 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/11/02 16:02 ID:1H5LBT3v
ここんとこ風邪気味&イベント控えてるため
数日間絵描きモードは休むです……

多分火曜日くらいには復活……できるといいな。


43 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/02 20:13 ID:wNZZiy4Z
>>40
雪弥に萌えますた


44 名前: 千堂さんと九品仏君と 投稿日: 02/11/02 22:10 ID:INKazM5g
……私は、相当イカれた男に恋をしている。
という事は、私も相当にイカれているのだろうか。

かずき「ねえ、大志」
大志 「なんだ、まいしすたー」
かずき「……私がピーチのコスプレしたら萌える?」

奴は呆れ顔で。

大志 「愚問だな」

後ろを向いたから、私はそっと後ろから大志を抱き締めてみた。

大志 「なんだ、ホワルバの勇輝の真似事か。言っては何だが、アレはセクハラだとは思わんか」
かずき「そーだよねー、後ろからこう、ふゆちゃんの無いちちをねぇ。しかも昔っからやってると」

……っておい。前途多難だ私の濃い。……否、恋。
こいつを落とすのは北川潤ちゃんが美坂くんと周囲を引かせるバカップルになる位難しい。
でも、私は諦めない。……いや、やっぱ諦めようかなぁ。しくしくしく。


45 名前: 前スレ715 投稿日: 02/11/02 23:22 ID:AsVncB0H
>>44
なるほど、そういうカップリングもありだね。
おまけにさりげなく他の反転カップリングを混ぜる辺り技あり!
その調子でお願いします。


46 名前: 調子に乗った44 投稿日: 02/11/03 10:41 ID:3i89QjQE
「え」
ぐらりとバランスを崩して、私は前のめりに階段(しかも最上段)から落ちそうになる。
「ゆ、祐子さんっ!?」
慌てて、瑞樹くんが私の身体を支えようとする。
ぽにょ。
『え』
今度は二人同時に間抜けな声。助けてくれたのは嬉しいけど、掴んだ場所はマイバスト。つまり私の乳。
大きさはそれ程じゃないけど、形の良さならどんと来い!!って。
「きゃあああああああああああああああああああ!?」
「ああああああああ、ごめんなさいいいいいいっ!!」
瑞樹君は顔を真っ赤にして、ぱっとその手を離した。はなし……た?その瞬間、視界が暗転した。

ごろどががががが。

「うわああああっ!祐子さぁあああんっ!!」
見事に私は転落、お尻突き出しバックからいつでもどうぞ的(あらお下品)な格好に。
瑞樹君は泣きながら階段を一段飛ばしで降りて駆け寄る。私は頭を軌道に星が公転している。
「しっぽをたぁ〜てぇ〜ろぉ〜……ホホ……ホ」
「ああああ、ガン○の大冒険は止めて下さい、しかもこの階段じゃしっぽ立てても無意味ですよ…」
そういう問題か。というか、私はもう一刻も早く帰りたくなっていた。
月島も電波も生徒会の二人の裸のビッグショーもどうでもよくなっていた……

……って、これ別に反転でもラヴでもないや。ガ○バのしっぽで吊って来ます……


47 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/03 11:35 ID:lpjV3TyV
>>46
なんかもう訳わからんノリだけど、笑える。


48 名前: 前スレ350 投稿日: 02/11/03 15:07 ID:8suc+YMF
 ドクン、ドクン、ドクン、ドクン……
 私は、夢を見ていた。
 夢であるとわかる、それ。
 夢であるのに、強烈な息苦しさ、リアルに動悸が感じられる。
 夢の中で私は、漆黒の影となり、風のごとく駆け抜けていた。
 エモノハコイツダ
 夢の中で、私は、その単語を思い浮かべる。
 エモノハコイツダ
 これは、私の意志……違う、私は……
 そして、やがて“私”は、1人の少女を思い浮かべる。
 エモノハコイツダ
 それは……

「うおぉぉぉぉっ!」
 雄叫びを上げ、私は反吐が出るような夢を振払い、飛び起きた。
 取るものもとりあえず、私は階段を開け上り、楓ちゃんの部屋の前に走る。
「楓ちゃん!? 起きてる? 返事してくれ!」
「耕一さん、いったいどうし……きゃあっ!?」
 ガシャーンッ!!
 楓ちゃんの悲鳴と共に、ガラスが割れるような破壊音。
 私は、構わず、扉を開けて中に飛び込んだ。
 そこには――


49 名前: 48 投稿日: 02/11/03 15:08 ID:8suc+YMF
 窓を突き破って飛び込んできた、異形の怪物――『狩猟者』。
 ベッドの上で、怯えている楓ちゃん。
 こいつは……『狩猟者』は、楓ちゃんを“獲物”と言い、この家の中までや
ってきたのだ――!
「一匹、目を覚ましやがったか……ククク、大人しく寝ていれば自分は助かっ
たものを……」
「はっ」
 私は跳躍し、楓ちゃんとヤツの間に割って入る。
「楓ちゃんがさらわれそうになってるのに、はいそうですかと見ていられるか
よっ!」
「なら」
 ヤツはそう言うと、すっと拳を引き、
「まずは、貴様からだ」
 ごっ、がすっ!
 私の鳩尾に、強烈なフックをくり出してくる。
 私は、目にも止まらぬようなそれを、しかしがっしりと両腕で受け止めた。
「さすがに一筋縄ではいかんか、さすが、同族か……」
 ヤツはそれでも、鼻で嘲るかのようにそう言った。
「耕一さん!」
 楓ちゃんが心配そうな声を、私の背後からかけてくる。
 私はしっかりとヤツの腕を捕らえたまま、
「大丈夫、まかせといてよ」
 と、楓ちゃんを振り返って、笑顔を見せる。
「なめるなぁっ!」
「耕一さんっ!!」
 ヤツは反対側の腕で、その鋭い爪先を私に向かって振り下ろす――
 がしっ!
「な、なにっ?」
 一転、ヤツのうろたえるような声。
 私は、ヤツの一撃を片手で、止めてみせたのだ。
 そして、私は……


50 名前: 49 投稿日: 02/11/03 15:09 ID:8suc+YMF
 テレビのブラウン管越しに見ているような感覚が、急激にリアルなそれにか
わる。
 やれやれ……宿主め、また都合の悪い時にあたしと交代してくれたわね。
 まぁ、結構宿主には遊ばせてもらっているから、文句も言えないけどね。
 あたしは内心でため息をついてから、その内に秘めるあたしの力のすべてを、
身体に向かって解放する。
 ぐぐっ……
 全身の組織が一気に密度を増し、筋力が飛躍的に向上する。
 特に腕は著しく筋肉が盛り上がる。
 さすがに同族の男性とは異なり、顕著な変態はしない。けれど……
 研ぎすまされた五感、みなぎる力。確信できる、あたしは今、この地上で最
強の生物へと変化を遂げたのだ。
「耕一……さん?」
 後ろでカエデが、おずおずと、宿主の名前――まぁ、あたしの名前でもある
わけだが――を呼んだ。そうだろう、女性でここまで顕著な変化を見せる者は、
逆に珍しいはず。
「いい加減にしなよ、この下衆がっ」
「何……?」
 目の前のヤツが、あたしの言葉に反応するより早く、私は片手につ、と力を
入れた。
 ドグァッシャッ
 ヤツの身体は宙返りし、そのまま床に叩き付けられる。
「けっ、見てくれだけの下衆にやられる程、あたしは優しくないよ!」
 あたしはそういって、目の前で床に這いつくばっているヤツを見下ろす。


51 名前: 50 投稿日: 02/11/03 15:11 ID:8suc+YMF
「耕一さん……なんですか……?」
 カエデの声に、あたしは振り返る。
「……そうね、宿主……あんたが知ってる『耕一』とは、ちょっと違うかも知
れないけどね」
 宿主、って言い方はあたしが、宿主を呼ぶ時にめんどくさいから決めただけ
の事で、まぁ、実際にはあたしにとっても、この身体は自分のモノでもあるわ
けだけど。
「『鬼』……耕一さんの中に、なぜ? 女性なのに」
「んー、難しい質問をしてくれるね……」
 カエデの質問はもっとなんだけど、そんなこと、あたしにも宿主にもわかん
ない。答えようがないよ。

 ガシッ
 その時、あたしの足首がつかまれた。そして次の瞬間、視界が回る!
 グワシャッ!
 あたしはそのまま、強烈に壁に叩き付けられた。
「こ、耕一さんっ!」
 あたしの身体が壁との間に立てた強烈な衝撃音の後、カエデの悲痛な叫び声
が聞こえてくる。
「あ……ひっ……」
 そして、小さな悲鳴。



52 名前: 52 投稿日: 02/11/03 15:12 ID:8suc+YMF
「ぐっ……」
 あたしはさすがにダメージに呻きながらも、ゆっくりと壁から離れる。
 振り返ると、ヤツは無防備にもあたしに背を向けて、カエデに襲い掛かろう
としている。
「あんたみたいな下衆程度に、あたしがやられるなんて……」
「な、なにっ!?」
 あたしの声に驚き、ヤツはうろたえるようにして振り向く、けど、遅いっ!
「思わないでって言ってるでしょーがっ!」
 ガシッ!
 あたしは、いわゆるネックハングブリーカーの要領で、ヤツの喉元をつかむ。
 そしてそのまま、ヤツの身体モロとも、ヤツが突き破ってきた窓から今度は
外へ飛び出した。
 重力に引かれて、あたしとヤツは大地へ向かって降下する。
 ドタンッ!
 あたしはヤツの喉元をつかんだまま、体重をかけてヤツを地面に叩き付けた。
「ガッ!」
 ドサッ!
 ヤツは地面に転げる。だけど、今のさっきで、あたしはもうコイツに手加減
しようと言う考えを綺麗さっぱり捨てていた。
 そのまま、バック転するようにして、膝をヤツの胸に突き立てる!
 ガッ!
「グアァッ!」
 肋骨を粉々に砕く感触。さすがに即死はしなかったが、わかる。こいつはも
う、2度と立ち上がれない。
 あたしは自分の力に満足して、ニヤリと笑った。


53 名前: 52 投稿日: 02/11/03 15:13 ID:8suc+YMF
 ひょおう……
 風をまとい、私は今や単なる破口と化した窓から、カエデの部屋に立つ。
「こ、耕一さんっ!?」
「終わった、わよ……」
 あたしは笑って、カエデにそう伝えた。
「そう……ですか……」
 カエデが、視線を落としてそう言った。
 あたしは、カエデに歩み寄る。
「あ…………」
 怯えたような眼で、カエデはあたしを見上げる。
「怖い?」
 あたしは微笑みながら、少し意地悪げにカエデに聞いた。
「は、はい……少しだけ……」
「正直でいいわ……でも、逃げないのね?」
 あたしはそれまでの意地悪げな色を消して、優しく聞き返した。
「だって……あなたも……『耕一さん』……ですから……」
 そういって、カエデは健気に笑う。
「やれやれ……参ったわね……」
 あたしは今夜何度目かのため息をついてから、カエデを抱き寄せ、キスを奪
う。
 ついでに、パジャマ越しに胸も試食させてもらっちゃう。
 カエデは身を硬くしていたけど、抵抗はしなかった。あたしは口付けたまま、
慎ましやかだけど柔らかな膨らみをいじってあげる。


54 名前: 53 投稿日: 02/11/03 15:13 ID:8suc+YMF
 ひとしきりそうしてから、あたしは口を離し、カエデをベッドにしっかりと
座らせなおした。
「あたしはこう言うことが好きなの、宿主よりね。それでも平気?」
 カエデは少し戸惑ったような表情をして、でも嫌ではなさそうに、
「はい……大丈夫です……」
「全肯定ってワケ……そっか、じゃああたしも否定する理由はないわね。宿主
と違ってめんどくさがりだからなかなか出てこないと思うけど、よろしくね、
カエデ♪」
 あたしはそう言ってウィンクしながら、カエデの頭を撫でた。
「!、はい…………!」


55 名前: 48 - 54 投稿日: 02/11/03 15:17 ID:VRNWN5ie
 やっほーい、やっと「鬼モード」書けたぞキャホーイ
 この鬼モードは、乱暴ではあるが、実は普段より女らしいという設定です(笑)

 なんか、少し展開が強引だった上に、
 妙に長ったらしいので、

 吊 っ て お き ま す 。

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ ブラン
 ∪  ノ
  ∪∪


56 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/03 17:31 ID:pvwlwKdP
女耕一反転キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!


57 名前: 千堂さんと九品仏君と2 投稿日: 02/11/03 21:03 ID:O0FFjAbG
海に行く約束をした。事実上デート。私もデート気分。ただ問題は。
……相手は、全くデートと思っていないのみならず、私がこいつを好きだという事すら気付いていない事。
だがしかし、今日こそ。今日こそあのウルトラマニアックバカ(人の事ァ言えないが)を振り向かせようと画策していた。
そんな訳で私はこみパで出たスズメの涙程の黒字で新しく水着を買った。オレンジの、少々大胆なビキニ。
ここ最近運動不足だけど別の意味で活発だからね。スタイルにはちぃぃとばかし自身あんのよ。
拓美さん以上浩子ちゃん以下って事かしら。おおっと、あまり意味ないわね。数字一緒じゃない。
この乳とここ最近の同人人間関係で培われた忍耐力であいつ(属性おそらくDARK−CHAOSの一番隅っこ辺り)を仲魔……否、ゲットだぜ。

「……笑っているのか?恐いぞ、マイシスター」
来たか!私は颯爽と振り向く。
「どぇあわあああっ!?」
その瞬間、私は凍り付いた。あら大志さん以外とええ身体しとるのね。というかそんなもんどーでもええのよ。なんですかその格好。
ワンサイズ小さめのビキニパンツはいいとしてさ。その股間と口元の薔薇はなんなのよ。
お前は薔薇のさだめに生まれたのか。華やかに激しく生きろと生まれたのか。だったらイギリス国旗柄でなくフランスにしろと小一時間(以下略)。
「どうした。我輩のセクシーさに悩殺されたか」
それはこっちの計画だったんだよこのアホたれ。
……薄れ行く意識の中、私の頭にはこんな時なのにアイドルの歌が流れていた。

タイトルは……『マジでこいつに恋した事を後悔する5秒前』だった……かな……(違う)



58 名前: 44 投稿日: 02/11/03 21:12 ID:O0FFjAbG
すいませんすいませんすいません。
もうしません。ベルサイユで首吊って来ます。
みのむしのようにぶらりんしゃんと吊って来ます。


59 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/03 22:28 ID:2l3Phz87
>>58
逝かないで、逝かないで…


60 名前: 55 投稿日: 02/11/03 22:44 ID:8suc+YMF
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

 つまり漏れは逝ってもいいと。最近レスも少ないしな。
 でもよ、ウザかったら正直に言ってくれ。

   ∧||∧
 ・゚・(  ⌒ -=y ターン
   ∪  ノ ̄
    ∪∪


61 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/03 23:23 ID:YeXjYrWs
>>60
んなこたーないです。鬼の様にイ`。

てかカコイイです、耕一@バトル。楓も一途でカワイイですし。
少なくとも、漏れは期待してます。ガンガレ!


62 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/03 23:52 ID:dCeVJ5f4
ってゆーか職人の皆さん、被害意識強すぎです。
こんなに萌えるもの読ませてくれるんだから、もうちょっと胸張ってください!


63 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/04 09:42 ID:Bg6mKv+A
>44
すんません。そのシーン思い出してとっさにこんなものが頭に浮かびますた…

ぐらり、と瑞樹君の体が傾いた。階段の最上段。このままじゃ大怪我しちゃう!?
私はとっさに手を伸ばした。だけど上半身はすでに泳いでいる。間に合うのは…。

「あ、危な…!」

  もにょ

「「………」」

えーと、恐怖で縮こまってもいなく、かと言って膨張状態ではない、にもかかわらずに
それなりの存在感を主張する、これこそ若さの証明のような立派な…って!

「「ひゃああああっっ!?」」

それがどちらの悲鳴だったやら…。
とっさに手を伸ばした私がつかんだのは、瑞樹君の…「息子」だった…。

*以下省略。とりあえず吊ってきます。


64 名前: 起き抜け44 投稿日: 02/11/04 10:46 ID:5QLgtwwv
>>63
貴方はサイコーだー!!
吊るなー!いや、吊らないでたもれー!!



65 名前: 千堂さんと九品仏君と2.5 投稿日: 02/11/04 10:53 ID:5QLgtwwv
「……お前、最近大志とばっか一緒にいるな」
訝しげな表情で、瑞希は言った。
「うん」
「……友達いないのか?」
お前は違うんかい。
ちろり、と私は瑞希を見る。呆れ顔の瑞希。
「瑞希さ、愛と勇気しか友達いない奴と、アライグマが友達になってくれたのを
神様に感謝してる奴と、どっちが嫌?」
その微妙な質問に、瑞希は頭を傾げる。相当悩んだ後。
「……アライグマの方」
やたら真面目な顔をして答えるなぁ。
「なんで」
「だって、アライグマは去ってくけど、愛はともかく勇気はいつまでもあるだろ
うし……第一神様ありがとうってのはなぁ……」
……どうコメントしろと。質問した私が一番アホだケロも。
「だったら、相手が人間な分、まだいいじゃん」
「アレは人間だったのか」
ナイスな心意気だ、瑞希。
「いいか、お前アイツと一緒にいたら戻れなくなるぞ。オタクなんてのは……」
また始まったよ。もういいよ、戻れなくても。アイツとなら、これ以上堕ちる事
も無いだろうし。堕ちる所まで堕ち切ってるってか。

……好きって、言えたらいいのに(言っても気付かない可能性大だけど)……
瑞希の説教を右から左に聞き流しながら、私は溜息をついたのだった。


蛇足:……瑞希ルートに入ればその内(e)コスプレしてくれるんでしょうか。
   マグ○大使とかギ○バンとか仮面○イダーアマ○ンとか……
   そして色んな意味ですいません。発煙筒持って火事だと叫びながら逝きます。



66 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/04 14:12 ID:D8NVpEzM
北川反転話、導入部を書いてみました。相方は祐一(♂のまま)。
読み難い点があろうかと思いますが、平にご容赦を。…面白くなかったら、もっとご容赦を。←出来るか



67 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 14:17 ID:D8NVpEzM
その状況を理解するまでには、多少の時間が必要だった。…多少、で済んだ自分の柔軟性を褒めてやりたいが。
「で、俺にどうしろと? 北川…言っておくが、起きないから奇跡っていうんだぞ?」
「…今現在、俺の身に起きていること自体が奇跡そのものなんだが」
そうなのだ。これは確かに奇跡といっても良いだろう。俺の目前にぺたっ、と座り込んでいるのは北川潤その人で。
…それなのに
シャツの袖から覗くほっそりした手首。胸部の生地を押し上げるゆるやかな隆起。
明らかに狭まった肩幅。対照的に発達した安産型の腰部。
要するに女の子。つまりは婦女子。平たく言って女人。…北川なのに。
「そうか…北川もそういう年頃になったんだな…」
「年頃になったからって性別が変わる奴がいるかあっ!」
逆切れしやがったなコンチクショウ。なんか声まで高くなってやがるし。
…しかし、なんだな。こいつの顔パーツって、そもそも女の子向きに出来てたんだな。
「…まあ落ち着け。いがみ合ったところでどうなるわけでもないし。詳しい話、聞かせてくれるか?」
「すまん相沢…つい、カッとなって…。えーと、朝、目が覚めたらこうなってた。以上」
「終わりかよっ! もっと、こう、ヒネれよっ!」
「…ほんとにそれだけなんだから、仕方、ないだろっ…」
てっきり噛み付いてくると思った。なのに北川は、唇を噛んで俯いて。小刻みに肩を震わせて。…泣いてる?
「な、なあ、北川。悪かったよ…他人事だと思って、その、言い過ぎた。すまん」
「…いいよ。ごめんな。いきなり押しかけて、みっともないとこ見せて…もう俺、帰るよ…」
そう言ってふらりと立ち上がる北川。どこか虚ろなその目を見て、俺の直感が「一人にさせるな」と囁く。
「待った。そんなんじゃ家にも居辛いだろ? この休み中ぐらい、ここに居ろよ。…な?」
「…でも。迷惑だろ?」
涙の溜まった瞳で俺を見上げる、北川に良く似た女の子。混乱と不安がない交ぜになった表情。
いつも、しれっとした顔で俺をからかう『北川潤』の面影が、そこに見出せないのがなんだか悔しくて。
「…いいから。秋子さんと名雪には俺から話しておく」 
そんなことを言った。「友達が困ってるんだから」と、誰に対してなのか良く判らない言い訳をしながら。



68 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 14:18 ID:D8NVpEzM
俺の予想通り、家主とそのご息女は快く北川を受け入れた。…あんたら大物だよ。マジで。
「わ、可愛いね北川くん。すごく綺麗なお肌…羨ましい」
「大変でしたね。北川さん…わたしたちに出来ることがあったら、遠慮せずに言って下さいね?」
「あ、ありがとう、ございます…少しの間、ご厄介になります」
しおらしく頭を下げる北川を見ながら、先ほど自分が抱いた奇妙な感情を反芻してみる。やっぱり判らない。
ただ確実に言えるのは、今のこいつは「危うい」ということだ。
「なあ北川…とりあえず俺の部屋でのんびりしてろよ。話はそれから…」
「あの、秋子さん。何か用事があれば言い付けてくださいっ。買い物とか掃除とか…」
北川は俺の言葉も聞こえない風に、秋子さんに話しかける。どこか必死な雰囲気で。
気圧されるように「じゃあ、お風呂のお掃除、お願い出来ます?」と秋子さんが言う。
腕まくりをして浴室に向かう後姿を見て、俺はため息をつきながら後に続いた。
「…おい北川。つうか、そんなことしてる場合じゃ…」
「いいんだ」
「義理堅いのは良いことだが、別に掃除なんぞしなくても」
「…何かしてた方が、気楽なんだよ。いろいろ考えたくないんだ、今は」
掛ける言葉も無く、しばし無言のまま床を磨く。ちらっと横目で様子を伺う。…そして息を呑む。
大きめのシャツの胸元から覗く、柔らかそうな半球。その先端には桜色の突起。
「…ブラぐらい付けろよ…」
「へ? ブラクラがなんだって? …ヘンな画像探してて、また踏んだのか?」
「いや、なんでもないっス」
まあ、慌てて家を飛び出してきたようでもあるし。そもそもそんなこと考え付きもしなかったんだろう。
おかげで良いもの拝めたわけだが…。いやいやまてまて。『良いもの』て! 所詮は北川だぜ?
「これぐらいでいいかな…んーと、シャワーは…」
「そのバルブを両方回せ。そう、それ…」
蛇口の前でしゃがんでいる北川の手元を、背後から覗き込む。…再度見える、ふっくらしたおっぱい。
もの問いたげに首を捻って俺を見上げるのは、白い額に汗を浮かべた無防備な美少女。凶悪なアングル。
目を合わせないようにしながら、独り言みたいに呟く。
「…もう掃除はいいだろ。部屋で休憩しようぜ」
「うん…そう、だな」


69 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 14:19 ID:D8NVpEzM
その日の夕飯はいつにも増して手が込んでいた。どれぐらい手が込んでいたかというと。
「秋子さん…なぜ、お赤飯?」
「あら、お赤飯は嫌いですか?」
「嫌いじゃないですけど…その…」
向かいでちまちまと赤飯を食す少女は、恥ずかしげに身を縮めて俯き加減。北川…哀れな…。
俺は「意味深」がてんこもりになった茶碗を眺めて、溜め息まじりにそれを口に放り込んだ。
「さて、部屋に戻……北川、北川くんや。それは何の真似なんだい?」
「口調変わってるぞ、相沢」
「いいから質問に答えろ。そのパジャマは…」
「あ、ああ…これ、水瀬が貸してくれたんだ…俺はいいって言ったんだけど…やっぱり、ヘンか?」
濡れた髪をかしかしとタオルで拭きながら、カエル柄のパジャマを着た北川が答える。
上気した肌、隆起した胸、石鹸の匂い。…なんというか、とても、マズい気がした。
「相沢が気になるなら、シャツがあるからそれ着るけど」
「余計気になるわっ! やめやめっ! そのままでいいっ!!」
「なんでそんなに怒るんだよ…」
「と、とにかく今後の対策会議するぞっ!」
階段を乱暴に駆け上がり、床に座り込んで考える。
どうすればいい? どうしたい? どうなっちまうんだ? …答えなんか、出るわけもなかった。



70 名前: 67-69 投稿日: 02/11/04 14:20 ID:D8NVpEzM
という感じで。なんか801風味溢れるものが書き上がってしまいました。
…さて。ひとまず、からっと香ばしく揚げられてきますか。アデュー。


    ,.、,、,. ∧_∧,_        /i
   ;'~;...::⊂(´∀`⊂⌒`つ:::`゙:.:゙:`''': -‐i
   :';: ...:,.: .、.:...: ,:. :.、.:',.: .:::,.: . ::,;;;;:'゙~' ̄
   '、;,.: .:: : ...: ,:. :.、.:'_;.;;..; :..‐'゙


71 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/04 15:55 ID:lVMMw6H5
反転北川キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!!!

ちょい萌え。


72 名前: 前スレ847 投稿日: 02/11/04 16:16 ID:deKDuk0u
>>39
遅レスすみません〜
ネコ潤ネタに使って頂いて恐縮です。
尻尾、どうやって付けたんだろう…(爆)。
後先考えずに制服に穴をあけている事だけは確かです(笑)。

>>67-69
反転北川〜!萌え!
元に戻らなくていいと本気で思う位萌えです(笑)。
続きが楽しみ。


73 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/04 17:20 ID:W6uVVVtM
>67〜69
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
(萌え死にますた)


74 名前: 67 投稿日: 02/11/04 20:00 ID:Yh5mwM6X
ああっレスどうもです。
北川のみ反転の続きを書きました。方向性としては、エロになりました。
…いいのかな。いいよね? ねっ? ←誰に許しを請うていますか、貴様は


75 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 20:01 ID:Yh5mwM6X
「もし…このまま戻らなかったら、俺どうすればいいのかな。はははっ…」
「…そのまま生きていくしか、ないだろうな」
「簡単に言うなよ。…俺、17年間、男やってきたんだぜ?」
「混乱してるのは判る。だが…」
「…相沢に、なにが判るんだよっ!!」
突然の叫び。…いや、多分突然では無いんだろう。
女になってからずっと抱えていた混乱と怒りと不安が、キャパシティを超えた。それだけのことだ。
「いきなりこんな身体になって、それまでと変わらず生活しろって!? 
        しろっていうならそうするさ…好奇の視線と下世話な噂に囲まれながらなっ!!」
「落ち着け、北川。そういう意味で言ってるんじゃ…」
「…まともな恋愛とか出来るのかな? 好みの女の子がレズである可能性って、どれぐらいなんだろうな? 
     それともいっそ男とくっつくのが自然かな? ははっ…元『男』の女が? 気持ち、悪いな…ははははっ!」
「自虐は止めろっ! いい加減に冷静に…」
「うるさいっ! …お前だって、俺のこと気持ち悪いって、思ってるんだろ!?」
「思ってねえよっ!」
「……そうやって、うそ、つくんだな…お前もっ…」
悲しげに俯いた北川の眦から、ひとしずくの涙。床に落ちて染みを作る。
刹那、俺の内部でなにかいろいろなものが弾け飛ぶ。…信用しない、お前が悪いんだからな?
「北川、顔上げろ」
「……?」
「…俺は、うそつきなんかじゃない」
「あいざわ…? …んうっ!?」
華奢な顎を捉えて、噛み付くように唇を奪う。強引に舌を割り込ませ、口腔の隅々までを蹂躙する。
「ン…ふあっ! や、止めっ… んぅぅっ…!」
顔を離そうとする北川を抱き締めて、床に押し倒す。柔らかな身体に覆い被さる。
…どれだけの時間、そうしていたかは判らない。我に返って拘束を解くと、北川は息も絶え絶えで目を閉じていた。 



76 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 20:02 ID:Yh5mwM6X
「北川…大丈夫か? おい?」
「……な、なんで…こんな…あいざわ、が、なんで…?」
「…お前が俺を嘘つき呼ばわりするからだ。気持ち悪かったら、こんな真似しない。
                お前は気持ち悪かったかも知れんが…許せ、二度とこんなことは…」

ぎゅっ

「…き、北川っ?」  
「…気持ち悪くなんか…なかった…びっくりしたけど…でも」
「でも?」
「き、気持ち、よかった……」
半身を起こして抱き付いたまま。白いうなじを真っ赤に染めた北川が、この上なく恥ずかしそうに囁く。
柔らかく押し潰されている胸の感触。首筋に当たる吐息。石鹸の香り。…女の子の、身体。
異常な状況に麻痺した脳とは対照的に、激しく活性化する俺の一部分。マズい、マズいっ!
身を捩って離れようとする。…少しだけ、遅かった。
「ぁ…あい、ざわ……これ?」
「ち、違うっ! これは、そのっ…そんなんじゃないんだ!」
「……したい、のか…?」
「ば、ばかっ! そんな訳ないだろうがっ! は、はははっ…」
「…いいよ。相沢が嫌じゃなかったら…しても」
「…………………ぇ?」
「……だ、だって…このままじゃ、辛いだろ? 元は男なんだから…わかるよ」
しなやかな指が、そっとその部分に触れた。優しく撫で上げる感触に反応して、硬度が増していく。
「くっ…きたがわ…や、やめ…」
「…もしこのまま戻れなかったら、この身体と折り合いを付けて生きていくしかないんだ…」
「……?」
「いずれ、『そういう時』が来るんだったら…どうせ、そうなるなら…」
「北川…」
「…は、初めては、相沢がいい。…迷惑、か?」

……勃った。完璧に。痛い位。


77 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/04 20:03 ID:Yh5mwM6X
「北川…いいんだな? 泣いても、途中じゃやめないぞ?」
「いい。お、男に二言はない」
突っ込みどころ満載なのに、別に間違ってはいない台詞を吐く北川。俺の混乱が増していく。
ベッドに座らせ、背後から包み込むように抱き締める。ぴくっ、と揺れる肩越しに見える、二つの膨らみ。
「綺麗な形だな、これ」
「そういうコト言うなっ…死ぬほど恥ずかしいんだぞ…」
「我慢しろ。これからもっと恥ずかしいことされるんだから」
「も、もっと?」
怯えたような声で問う北川には構わず、パジャマの胸元に左手を差し入れる。
もう一方の手はパジャマのズボンに…えっ? あれ? えーと…ショーツは? 
「ひゃっ! あいざ、わっ…そんな、いきなりっ…!」  
「いや、当初はショーツ越しにソフトタッチするつもりだったんだが…下着、着けてないのか?」
「だ、だって…そんなの持ってるわけ…うあっ!」
淡い茂みの下、密やかに閉じた秘所が指先に触れる。くすぐるように、指の腹で優しくなぞりあげてみる。
「…ん…はぁ…っ…ふ、うぅ」
「どんな感じだ? …辛いか?」
「辛くは、ないっ、けど…あァッ…へんな感じ…うあっ!」
「…少し濡れて来たな。じゃあここは?」
指先をスライドさせて、張り詰めた突起を弾く。硬いゼリーみたいな感触。…反応は劇的だった。
「…ぁああああああァっ!!! やめっ…あ…いざわ…やめて…っ! ひゃ…ぅあっ!!」 
「敏感だな北川は。大きな声出すと、秋子さんと名雪が起きてくるぞ? …見られたいんなら、話は別だが」
耳元に口を寄せて、からかい混じりに囁く。濡れた瞳で俺を睨みつける北川。…苛め甲斐があるなあ。
「あ、悪人…お前、いっつもこんなことしてるのかっ…?」
「いや、相手によるな。お前はなんだか、嗜虐心をそそるというか…例えばこんなふうに」
言うなり、吸い付くような乳房を強く掴んで、すっかり濡れた秘腔に指を差し込む。まとわりつく熱泥の感触。
「…っくぁぁっ!! …や、やだ…よぅ…あいざわ…怖い、こわい…っ」
「怖くない。大丈夫だ、もう意地悪はやめるから…泣くなって、ほら」
「……んっ……」
唇を重ねて、優しく髪を梳いてやる。小刻みな震えが収まるまで、抱き締めながら啄むようなキスをした。



78 名前: 75-77 投稿日: 02/11/04 20:07 ID:Yh5mwM6X
次回本番突入。マジで嫌だという方、止めるなら今のうちです。
…それでは、からっと油切れよく揚がってきます。

    ,.、,、,. ∧_∧,_        /i
   ;'~;...::⊂(´∀`⊂⌒`つ:::`゙:.:゙:`''': -‐i
   :';: ...:,.: .、.:...: ,:. :.、.:',.: .:::,.: . ::,;;;;:'゙~' ̄
   '、;,.: .:: : ...: ,:. :.、.:'_;.;;..; :..‐'゙


79 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/04 20:24 ID:aNorZvXl
>>78
烈しく続き⊂⌒~⊃。Д。)⊃きぼーん



80 名前: 417 投稿日: 02/11/04 21:00 ID:fShU+l9s
 萌えるのでOKです。
続きが読みたいのでだから油にとびこまないで下さい
 



81 名前: 前スレ715 投稿日: 02/11/04 22:20 ID:nBi8oQ6n
>>44氏はじめ、各職人様一同
出かけてたので2日見なかったら盛況になってて私はうれしいよ。
とりあえず皆さんグッドジョブ!!

>>78
是非続きを書いてください。お待ちしてます。


82 名前: ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 投稿日: 02/11/04 23:34 ID:ii7/ZPjI
怖がる北川…否、潤に萌え死にますた。
烈しく続きを希望!!>>78


83 名前: 自分のを改めて読んだ44 投稿日: 02/11/05 18:00 ID:+HeC6wFd
他の職人様と比べて圧倒的に『萌え』要素が足りない事に気付く。今更。
……可愛くないなぁ皆。特に……雫の裕子さん。
精進します。とりあえず逝って来ます。ノ○さんの如く油で揚がって来ます。


84 名前: 55 投稿日: 02/11/05 19:52 ID:/h35eX/h
>>83 = 44
イキロ。貴様はこのスレに重要な若い力だ。
 かわりに漏れが逝っておくから安心しろ。

  ||∧ ∧
 /( ⌒ ヽ
 \⊂  ノ どっこいしょっと。
   ∪∪
| ̄ ̄|


85 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/05 21:01 ID:D9iHt+E7
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

俺は人柱になる…このスレの繁栄を願って…!


86 名前: 67 投稿日: 02/11/05 21:47 ID:FWg6pLmh
さて、潤ちゃんと祐一くん本番突入編です。もう戻れません。いや、書いた俺がね。
…やっちまった感で一杯です。平に平にご容赦とお慈悲を。


87 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/05 21:48 ID:FWg6pLmh
ぎしっ、と軋む安物のベッドに身体を横たえさせるまでの間、北川は終始無言だった。
不安、なんて生易しいものじゃないんだろう。たった今俺の手で与えられた、未知の感覚に怯えているのだ。
「や、やっぱり、痛いのかな…やだな…なんか、相沢の大きそうだし…」
「…お前は無自覚にやらしい台詞を吐くな。更に大きくさせてどうする」
「うぅ…お、お手柔らかに…」
「力抜いてろよ? いいな?」
こくんと頷いて目を閉じる、ついさっきまで俺の男友達だった女の子。理解し難い背徳感に、眩暈を覚えた。

くちゅ

性器同士が触れる。びくっと大きく震える北川の身体。俺の先端がピンク色の裂け目に埋没する。
きつい腔内をゆっくり進んで、中ほどで感じる抵抗。強く、突き刺す。…ごめんな、北川。
「っはぁ、あああああああぁぁっ!! いた、いっ…いたいいたいっ! …う、あぁっ…っ!」
「…全部、入ったぞ。痛かっただろ? 良く我慢したな、北川」
「つ、うっ…くはぁ……はあっ、はあっ……お、女の子って、偉いな…こんなの、我慢するんだから…い、たっ」
「なあ、もういいよな? …これで止めようぜ?」
「…どうして?」
「痛々しくて、見てられない。俺は、お前のことを痛めつけたいわけじゃないんだ」
「…相沢は、やっぱりうそつきだ」
「……?」
「自分で言ったくせに…『泣いても止めない』って。こんな中途半端なの、嫌だ…」  
「…お前…どうして…」
「…えっ…?」
「そうやって、無闇に俺を挑発するんだっ…!」
脳内が白熱する。きつく、柔らかく俺を締め付ける肉壁。貪り尽くしてやりたい。…こいつの全部を。





88 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/05 21:49 ID:FWg6pLmh
「動くぞ。どうなろうと、お前が全面的に悪い。…もう、知らんからな?」
「んっ…いたっ…! うあっ…あいざわ、んあっ!」
「…く、うっ! ば、ばか…そんなに締め付けるな…っ!」
「だって…そんなの自分じゃわから…はぁうっ! んっ…ひゃ、うっ!」
絡みつくような粘膜。悲鳴にも似た嬌声。縋りつく細い腕。限界は近い。
「…あいざ、わ…きもち、いい? きもちいい、の?」
「っあ…もう、限界、だ…くっ…!」
「ぅあぁっ! …なにか、きてるっ…よぅ…っくあっ!…お…おかしく、なるっ…!」
「…いきそう、なのか?」
「わかんない…わかんないっ…! あっ…ああああああああアァッ!!!」
「いくぞっ…北川!」

びゅるっどくっどくっ

音が聞こえそうな勢いで、射精が始まる。北川の一番深いところに、叩きつけるように。
脳髄が痺れるほどに激しい快感が、背筋を駆け巡る。…気付けば、一滴残らず搾り出していた。
「はあっ…はあ……す、すまん北川、中に出し…北川? おい、どうした?」
「…………ンぁ……ふっ、ぅ……」
「…おーい、初めてなのに、いっちゃいましたかー?」
「……あ、あれっ…? 相沢? え、えーと…どうなった、の?」
「つまりだな…お前が淫乱だということだ。OK?」
「い…淫乱なんかじゃないっ! なんてこと言うんだっ!」
「しかし、初めてでこれだけ乱れるやつはそうそういるもんじゃ…」
「相沢が…じょ、上手だったからだっ…それに、その…優しくして、くれたし…」
怒ったように口を尖らせて、照れくさそうにシーツを巻きつけて体を隠す。…可愛い、と素直に思った。



89 名前: 67 投稿日: 02/11/05 21:50 ID:FWg6pLmh
もうちょいで終わるので、あと少しだけお付き合いのほどを。
さて、鍋も火にかかったようなので、外はさくさく、中はジューシーに揚がって来ます。再見。
    ,.、,、,. ∧_∧,_        /i
   ;'~;...::⊂(´∀`⊂⌒`つ:::`゙:.:゙:`''': -‐i
   :';: ...:,.: .、.:...: ,:. :.、.:',.: .:::,.: . ::,;;;;:'゙~' ̄
   '、;,.: .:: : ...: ,:. :.、.:'_;.;;..; :..‐'゙


90 名前: なんだかもう44 投稿日: 02/11/05 21:54 ID:akPZohYl
人柱はやめて―――!!
次の終わったら私が逝きますから―――!!


91 名前: 67 投稿日: 02/11/05 22:04 ID:FWg6pLmh
あ、それと44さんと55さん。
お二人の書かれたやつ、めっさ好きなので。きちんと完結させるまでは

逝 く こ と も 吊 る こ と も 揚 が る こ と も 許 し ま せ ん

もちろん完結させた後も、次の反転の為に次の次の反転の為に。レッツ無限地獄。


92 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:05 ID:akPZohYl
元気それなり、悩み満々の少女(って程の年齢でもないが)ふゆは、今日は『エ
コーズ』でバイトをしていた。
にもかかわらずTV局にいるのは毎度お馴染みドリンクの運び屋をしていたから
だ。空のグラスを手に、ふゆは早足でこの建物を後にしようとしていた。
最近色々な事があったせいか、会いたくない人間が多すぎるのだ。具体的に言う
ならば勇輝・篠塚・英二の三人。理奈ならまだいい。そんなに接点無いから。
わがままだなぁと思いつつ、ビクビクしながらふゆは歩いていた。

「藤井くん」
後ろから不意に声を掛けられて、ふゆは心臓が跳ね上がる。が、すぐに該当人物
でない事に気付いて胸を撫で下ろした。
「あ……お、おはようございます」
名前は思い出せないが、見覚えはあった。確か何度か担当した番組のディレクタ
ーだ。
「ああ、おはよう。実はちょっと話があるんだけど、いいかな」
「あー……あの、私、今バイト中でして……」
「いや、時間は取らせないよ。少しでいいんだ」
馴れ馴れしく、手を肩に回す。少し嫌な感じはしたが、一応バイト先の上の人間
なので口は出さなかった。
「……はい。それなら……」
時間は取らせない、というのなら、と、ふゆは承諾した。肩に回した手はどけな
いまま、二人は奥の方へと向かった。

そんな様子を見ていた男がここに一人。
「アレは……勤労少女……ってか、ふゆちゃんか?」
そう、訝しげに呟いた。



93 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:08 ID:akPZohYl
時間は取らせないって言ったのに……
奥の方の控え室に通されて、ふゆは心持ち不安になっていた。
「あの、ご用件は―――」
振り向いて、ふゆは言葉を失った。真正面に男の顔。両手を壁に突いて、ふゆが
逃げられないように自分でその小さい身体を囲んだ。
「あ、あの……」
言いようの無い恐怖を感じて、ふゆは脅えた。気分は正に蛇に睨まれた蛙。そっ
と頬に触れた手に、肌を粟立たせる。
「君の事、前から可愛いなって思っていたんだ」
厭らしい笑みを浮かべて、男は顔を近付ける。背けようとしても、出来ない。
「あの、私……」
声が震えて、上手く喋れない。男がふゆの口唇を親指で撫で、奪おうとする。
「っ嫌―――」
小さく呟いて、眼を瞑った。
「……そういうやり方ってアンフェアじゃないかなぁ」
ぽそ、と無気力な声がした。男はその声に驚いて振り向き、そして更に驚いた。
「お、緒方英二!?」
「さっさと行きな、勤労淫欲壮年。今なら見なかった事にしてやるからさぁ」
軽口を叩いているがそれはそれ。眼は笑っていなかった。底知れぬ恐怖を感じ、
男は逃げて行った。
英二は溜息をつくと、腰が抜けて床に座り込んでいるふゆを見下ろした。



94 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:10 ID:akPZohYl
「大丈夫か?勤労少女」
 言ってから、英二は舌打ちをする。既にふゆは涙ぐんでいた。そして、その一
言で安心したのか、大粒の涙を流し始めた。
「……いいか、君みたいな娘が、のこのこ男についていっちゃったら、こんな目
に遭うんだからさぁ。な、これを教訓にして―――」
英二の言葉は全くふゆの耳には入っていなかった。ただ華奢な双腕を震わせて、
泣くのみだった。多分、今までに心の中に溜まっていた何かも一緒に出てしまっ
たのだろう。泣き止む気配は無い。
はぁ、と溜息をついてから、英二はドアの鍵を閉める。
(こんな所、見られたらエライ事になるよなぁ……特に……理奈か)
頭を抱えながら、泣いているふゆの前にぺたん、と座る。そして。
「ほらほら、もう大丈夫だから。ね」
ぎゅう、と小さな身体を抱き締めた。その瞬間。
「っ……ぅ……ぅわあぁぁぁっ!!」
堰が切れたかのように、声を上げて泣き出した。溢れ出した涙が英二のセーター
を濡らす。
(ってか、涙だけで済めばいいんだけどなぁ)
それ以外の液体の心配もしながら、頭を撫でた。

「……泣き止んだ?」
静かに、外の喧騒が微かに聞こえるようになった頃、出来るだけ、優しく呟いた。
こく、と頷いて返事をする。すいません、と呟いたが、言葉にはならなかった。
「……怖かった?」
また頷く。
「不安だった?」
再度頷く。
「嫌だった?」
やっぱり頷く。
「へらちょんぺ?」
ぶほ、と吹いた。



95 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:12 ID:akPZohYl
「な……懐かしい……」
それまでと全く同じ調子で言ったので、余計くだらなさが際立った。
「少し、元気が出たね」
にま、と笑う。にこ、でないのが彼らしい所か。何故かその笑顔でさっきまでの
事を思い出し、急にふゆは真っ赤になった。
「よーしよし、それでこそ勤労処女藤井ふゆちゃんだ」
「あの、なんか今凄い事言いませんでした?」
「言ってないよ、言ってないよ。ははは。と、いう事で」
 何がという事でなのかはわからない。
「お礼、欲しいんだけど」
「……え」
 天下の大プロデューサー様がバイト何個も掛け持ちしてるような学生からお礼
を要求しないで欲しいんだけど……そう思ったが、言葉には出せなかった。

「いいんだよ、別にお金とか君の処女とか後ろの方の処女とか勇輝くんと別れろ
とかじゃないから」
……相変わらずどえらい事をさらりと言う。
「俺の事、笑わせてくれたらそれでいいから」
「はい?」
また唐突な事を。ふゆは頭を悩ませる。簡単に言うが、それは難しい。
「……あの」
「ん?」
「……鯨漁船の乗組員が驚いて叫びました」
「……その心は?」
「………………ほげー」
沈黙。ものっそい沈黙。
「……五点」
「何点……満点でですか?」
「五点」
そう言うと、英二はふゆの額に軽く口付けた。



96 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:15 ID:akPZohYl
あれから三ヶ月。ふゆは今ぼーっとテレビを見ていた。
時刻は九時。あの緒方英二が久々のテレビ出演、と聞いて驚きながら今日を待っ
ていた。
歌番組や一人をクローズアップする番組ならともかく、バラエティなのだ。どう
いう事だと、前評判も酷く高かった。

『初登場、緒方英二―』
普段のアレとは間逆の、というか普段の方がおかしいのだろうか。テレビで改め
て見た英二に、不覚にも『かっこよさ』を感じてしまった。

その番組は、ゲストの昔の写真や題に沿っての様々な出来事、一般人の目撃情報
などで成り立っていた。昔の写真については、妹である理奈の幼少時の写真も交え
て、中々面白い事となっていた(後の本人の反応が楽しみだ)。目撃情報も、ソ
ツが無い。流石だ緒方英二。

が、ふゆが笑っていられるのはそこまでだった。
最後のコーナーのお題。『それはねぇだろう』。

『第一位、緒方英二・『ほげー』!』

その瞬間、ふゆは確かに自分の顔が引き攣るのを感じた。



97 名前: 29・35両氏に捧ぐ英二×ふゆ 投稿日: 02/11/05 22:17 ID:akPZohYl
『この局のADの女の子に一発ギャグを頼んだら『鯨漁船の乗組員が驚いて叫び
ました。ほげー』だった』

……私ですか。それ、私の事ですか。

『それ、どういう事ですか?』
『いえ、ちょっとした事で知り合いましてね。面白い子なんですよ。それで、あ
る日何気なく聞いたらそれですよ』
『ひどいギャグですな〜。誰ですかそれ。この局にそんなヒドイ子いました?』
『今日、いるか?』
……その収録日いません。
『ヒント、ヒントだけ教えてぇな』
教えないで―――!!
『いえ、言えませんよ。ピ―――でバイトしてるADの子なんて』
言ってます―――!!
『ピ―――て、もしかしてあのピ―――か?』
知ってるんですか―――!?
『あー、その子知ってる。ピ―――でバイトしててADの子でしょ?可愛いよね。
ちっちゃくて、なんかこうちまちましてて。ねぇ』
他の人も―――!?
『あー、僕見た事無いですけど、ピ―――でバイトの子ならー、あの、幸薄そう
な……長い間想っていた先輩とか親友に寝取られそうな子?』
『どういう例えやねん!!』
……あきらの事ですか。

既に、ふゆには突っ込む気力も残っていなかった。

テレビ画面でば、苦笑とも照れ笑いとも取れる英二の笑顔が写っていた。



98 名前: 前733 投稿日: 02/11/05 22:17 ID:QNlIMoFh
>83=44
自分が「萌え」と思ったものをそのまま書けばいいと思う。
猟奇モノ萌えとかでない限り。次に期待してます。

>84
古参の方々に触発されて書く人もいるんです、逝かないでください。

>85
1レスでもいいのでSSを書いてくれたほうが繁栄するのでは?
無理強いはしないけど。期待してます。

うっわ〜むちゃくちゃ偉そうだ俺、逝ってきます。
いや、逝く代わりにSSを書こう。休みを利用して投下する予定。


99 名前: 最後です。すいません。44 投稿日: 02/11/05 22:19 ID:akPZohYl
ふゆが取った行動はひとつ。

「あきら……私、暫くバイト休む……」
『私も……』
そう、短い会話を親友と交わす事だけだった。

ベッドに寝転がり、ふゆは溜息をついた。
……なに、考えているんだろう……英二さん……もしかして、このテレビ出演も、
私への嫌がらせの為に……とか……違うよね……

ぷりょりょりょりょりょ。ぷりょりょりょりょりょ。
……電話だ。ふゆはとりあえず出た。
『……ふゆちゃんの、思ってる通りだよ。多分』
ぷつ。つー、つー、つー。

その、悪魔の如き言葉に、ふゆはただ立ち尽くすしか無かったのだった。


えー、すいません。マジですいません。萌える所が一個もありません。
それどころかふゆぶっ壊しちゃいました。っていいますか後半が書きたかっただ
けでした。
でも、有名人行きつけの喫茶店でバイトしててしかもADもやってておまけにト
ップアイドルや新進気鋭のアイドルとよく立ち話してる可愛い女の子って……目
立ちますよねぇ。ものっそい。
……さて、もう逝きます……



100 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/05 22:26 ID:FWg6pLmh
…味わい深いな…このふゆは。言わば珍味(w
というか英二さんが美味しすぎるのか。その調子で千堂さんと九品仏君の続きもプリーズ。


101 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/05 22:34 ID:ru69e7dY
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 人の道を踏み外せというのか
 ∪  ノ
  ∪∪


102 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/05 23:08 ID:j2xTFZ1x
踏み外せー。踏み外してくださいー。


103 名前: 無理やりクロスオーバー 投稿日: 02/11/06 00:06 ID:u8lcSbx9
あ〜る晴れた昼下がり食費がな〜いよ♪
そんな歌が聞こえてきそうなある日。
おそらく貧乏学生な柏木はじめはアパートの一室でだらんと寝転がっていた。
「うう、ひもじいよう、鶴丸さん達からのお土産は食べちゃったし〜」
「何かいいバイトないかな〜」
そう言いつつごろごろとしていると、チリリンと電話が鳴った。
「ん〜、誰かな〜お昼奢ってくれるっていう電話ならいいけど…」
十中八九ありえないだろうことを口にしつつ這いずりながら電話を取ると
「こんにちは、まだ生きてる?」
同じ大学のかずきの声が聞こえてきた。
「生きてるよ〜、かずきこそ生きてる?」
「ええ、この前、修羅場終わったしね」
「ふーん、ところで今日は何の用?お昼を奢るっていうなら喜んで行くけど」
「そういうことは先月の割り勘分返してから言ってね」
「う゛…」
「まぁ、それは置いといて、はじめ、あなたバイトしない?」
「バイト!やるやる」
「そう言うと思ったわ。できれば後一人はじめの方で都合のつく子いない?」
「うーん」
はじめはちょと考えて最近バイト先にいけなくなった友人がいるのを思い出し。
「うん、いるよ。多分大丈夫だと思う」
「そう、じゃあ今日の午後三時頃にウチにきて」
「ん、了解」
「じゃあね」
「うん、バイトの話ありがとう、また後で」

かずきからのバイトを内容も聞かずに受けることになったはじめ(とふゆ)ちなみにバイトの内容はかずきさん?
「ん、裸婦モデルだけど…言ってなかったかな〜(汗」
以下21の萌虚仮さんの絵に続くカモ…


104 名前: 旧69 投稿日: 02/11/06 00:10 ID:u8lcSbx9
……また44さんのパクリかいな自分(鬱
あろうことか萌虚仮さんの絵もネタにして

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 逝くか…
 ∪  ノ
  ∪∪



105 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/06 00:12 ID:OVJGT1pK
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ >>101
 ∪  ノ 奈落の果てまでGO。
  ∪∪

やっぱりふゆ強いなぁ…。
萌えた&英二さん含めてワロタ。



106 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/06 00:16 ID:OVJGT1pK
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ そして逝くな、漏れが逝く。>>104
 ∪  ノ てか、クロスオーバー(・∀・)イイ!!
  ∪∪



107 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:52 ID:qw9Pa8Bl
 あるお昼休み。ぶらぶらぶらと階段まで歩いてきた時だった。
「あっ、浩子ちゃん。捜してたんだ」
 燈人が階段から駆け降りて来た。
「捜してたって、私を?」
「うんっ。ねっ、屋上に行こうよ」
「なんで?」
「行ってのお楽しみ」
 燈人は嬉しそうに微笑んだ。
「…たく、しょーがないなー」
 ここは燈人に付き合ってあげよう。軽くぼやきながら、私は一緒に階段を登っていった。

 扉を開くと、広い屋上のそこかしこに、青い空を写す水たまりができていた。
 そういえば、さっきまで雨が少し降っていた。
「浩子ちゃん、見て」
 視線を上げると、燈人が目を細めて微笑んでいた。その指の先には…
「へえ、虹だぁ…」
 澄み切った青空に、大きく七色の弧を描く橋が横たわっていた。
 虹の外側にはそれよりも少し薄いもう一つの、さらにその外側にはほとんど消えかかっている虹。
 三重の虹だった。



108 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:53 ID:qw9Pa8Bl
「虹なんて見るの、久しぶり…」
「ね、来てよかったでしょ?」
 燈人がにっこりと微笑んで言った。
「なんだ、見せるために、わざわざ?」
「うん」
 そして大きくうなずいた。
「――綺麗だよね。なんだかさ、とっても神秘的な感じがするんだ」
 うっとりと目を細めてそう言うと、燈人は私の側に近寄ってきた。
 そのとき。
 ぱしゃん。
 水音に目をやると、燈人がうっかり足元の水たまりを踏んでしまったらしかった。
 慌ててぴょんと横に移動したけれど、さらに水たまりを踏みつけて靴下に水が入ってしまった。
 あっ、と呟き、困った顔をしたけれど、その表情はどことなく楽しそうだった。
 水たまりでじゃれる子犬…なんとなく、そんな光景を思い浮かべていた。
「ん?なに?」
 嬉しそうな顔でこっちを見る燈人。
「いや、べつに…」
 そんな燈人を見て、私は――。

A 相変わらずドジだなぁ、と思った。
B 可愛い奴め、と思った。
C 燈人は犬ちっくだなぁ、と思った。



109 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:53 ID:qw9Pa8Bl
 A
 相変わらずドジだなぁ。
 そう、私は思った。
 すると、
「いま、相変わらずドジだなぁって思ったでしょ?」
 燈人にズバリと言い当てられた。
「へぇ、よくわかったね」
「…そりゃわかるよ。浩子ちゃん、僕のことドジだって言うときは、いつもそういう目をするんだもん」
「そういう目…って、どんな目?」
「ドジだなぁって言いながら、しょうがないなぁっていう目をするんだよ」
 しょうがないなぁっていう目?
 それって、燈人がいつも私にする、あんな感じの目のことなのかな。
「ふーん、さすが深いね」
 と私が言うと、
「だって、もう16年来の付き合いだからね」
 そう言って、燈人は笑った。



110 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:54 ID:qw9Pa8Bl
 B
 可愛い奴め。
 そう思った。
 たかが虹ぐらいで、あんなに嬉しそうな顔をしている燈人。
 なんと安上がり。
 将来、燈人と付き合う娘はラッキーだなぁと思う。
 お金のかかるプレゼントなんかしなくても、この程度のことで十分喜んでくれるから。
「なに?さっきから」
「ん?なにが?」
「だって、じっと僕のこと見て…」
「相変わらず、お子ちゃまな奴だなー、って思ってたのよ」
「え?そ、そうかな…」
 頭をぽりぽりと掻く燈人。カッコよさにはまだまだほど遠かった。



111 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:55 ID:qw9Pa8Bl
 C
 そういえば燈人って犬ちっくな奴だなぁ。
 主人(もちろん私)に従順な犬。うん、そんなイメージ。
「燈人、燈人、ちょっと来て」
 私が手招きすると、
「え?」
 燈人は警戒した顔を浮かべた。私が変なモードに入ったのを敏感に察知したらしい。
 ちっ、さすが犬。
「まーまー、いいから来てよ」
「…うん」
 とことこと私の目の前まで歩いてくる燈人。
「お手」
 と、手を出してみる。
「え?」
「お手」
「…浩子ちゃん」
「お手」
 三回目にしてようやく、燈人はゆっくりと右手を重ねてきた。
 よしよし。



112 名前: 浩子と燈人と春の空 投稿日: 02/11/06 01:57 ID:qw9Pa8Bl
「おかわり」
 私が言うと、燈人はしずしずと逆の手を重ねてきた。
「はい、よくできました」
「あの、浩子ちゃ…」
「よし、あご」
「え?」
「あごよ、あご」
「え、あごって…」
「あご!」
 観念して、手の上にあごを乗せようとする、燈人。
 私は手を引っ込めた。
「…あっ…」
 がっくーん、とずっこける燈人。どうにか体勢を持ち直す。
「ばーか。本気にしないの」
「…も、もう…」


 その後、私たちは空を見上げながら一緒に帰った。
 


113 名前: 元380 投稿日: 02/11/06 02:00 ID:qw9Pa8Bl
…ということで久しぶりに反転あかり編を書いたわけなんですが…

久しぶりに帰ってきたというのに何と萌えないものを書いとるか自分は。
やっと娼館スレのSSも終わってのんびり書けたと言うのに…
一ヶ月ぶりに回線吊って首切ってきます…


114 名前: 55 投稿日: 02/11/06 02:48 ID:7zzjnkZf
萌虚仮さんがいないとここのボルテージは半減しているような気がする。
思わず
 ∧||∧
(  ⌒ ヽブラン
 ∪  ノ
  ∪∪


115 名前: 旧69さん面白いですby44 投稿日: 02/11/06 19:03 ID:mXuJB85V
いやもうどんどこパクって下さい。ものっそい面白いです。
こっちは相も変わらず妙なのしか作れませんので(泣)。
純愛とかラヴとかえろえろとかシリアスとか苦手で……はは……は……



116 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/06 19:33 ID:NdJAq5Fb
というか萌虚仮氏には自分のhpをどうにかしろと(略)
でもそうするとここが手薄になる罠。

ど う す れ ば い い ん だ。


117 名前: 前スレ715 投稿日: 02/11/06 20:07 ID:tpvnHkZf
>>元380氏
微笑ましくて良いではないですか。その調子でGO!

>>55、116
今日あたりから復活と萌虚仮本人は言っていた。期待しよう。

>>萌虚仮
おーい、期待されてるぞー(笑)


118 名前: 千堂さんと九品仏君と3 投稿日: 02/11/06 20:22 ID:mXuJB85V
「……どうした、まいしすたー」
こみパ会場午後2時。大志が買い物から戻って来たら、暗い顔で俯いている相方
かずきと、その机の前で渋い顔をしているスタッフ・牧村北斗がいた。
「あ……」
よく見れば、眼が赤い。
「どうした牧村氏。まい同志かずきが何かやらかしたのか?」
その言葉に、牧村は益々難しい顔をする。ちろりと横目でかずきを見て、言おう
か言うまいか迷っている、といった様子だ。
「……いいよ、別に隠す事じゃありませんから」
そう言うと、かずきはまた顔を伏せた。
「実は、かずきさん、さっきまで性質の悪い参加者の方に絡まれていたんですよ」
はぁ、と溜息をつく。勿論その参加者はレッドカード・即退場を願ったが。
かずきは傍目にも無理をしているとわかる笑顔で、笑い掛ける。
「仕方ないよ。女でエロゲージャンルやってるー、なんての見たらさ、すぐやら
せてくれるとか思ったんだしょ。全然、気にしてないから」
そうは言うものの、明らかに傷付いている。大志も溜息をつくと、かずきの頭を
乱暴に撫でた。
「すまなかったな、我輩が出掛けてたばっかりに」
その言葉に、牧村は複雑そうな表情で。
「……その事についてなんですけどもね……通報してくれた方によると、どうも
大志さんがいなくなったのを見計らって来たようなんです」
「なんか、エライ粘着質だったよー」
今になって腹が立って来たのか、怒り顔で口を挟んだ。
「……あのさ、大志」
「なんだまいしすたー」
打って変わって、眼を逸らしながら弱々しく訊ねる。
「今日、もう帰って……いいかな」
呟いた言葉は、とても小さなものだった。



119 名前: 千堂さんと九品仏君と3 投稿日: 02/11/06 20:26 ID:mXuJB85V
「……大志、まだいても良かったのに」
「何を言うまい同志。我等は一心同体、大家といえば親も同然、店子といえば子
も同じであろう」
イマイチ掴めないが、なんとなく、なーんとなくこの男に恋心を抱くかずきとし
ては嬉しかった。
「……まいしすたーよ、ひとついいか」
「ん?」
唐突に真面目な顔をする。そういう顔をしていると一見爽やか(でもないか)好
青年なのだが。
「……人の趣味にどうこう言う趣味は無いが、何故にお前はエロゲージャンルを
選んだのだ?」
「だってさ、可愛いじゃんか」
ずばり言い放つ。的を得すぎて大志も一瞬凍り付く。が、かずきは言葉を続ける。
「可愛いから幸せになって欲しいし、そんでもってこんな風にいつも笑っていて
欲しいな、って思って描くのよ。まぁ、ある意味萌えパワーやね。でもそれ、私
が考えるとエロ無しになるのが多いんだけどね。ほら、感想とかでもエロ描け言
われてるんだけどさー、そうなると、私が描きたいもんじゃなくなるし……」
チヒ、とテレながら喋る。どうも自分の言っている事が相当恥ずかしいようだ。
「……変、かな」
小っ恥ずかしくて、急に話を振る。が、当の大志は妙に嬉しそうな表情でかずき
を見ていた。
「た……大志さん?」
「……いや、成長したなと思ったまでだ。最初はなんとなく描いていたように見
受けられたが……知らない内にお前がそこまで考えるようになったとはな」
ぶんぶん手を握って振る。
「売れ行きも好調だし、それだけお前の思いが届いているという事だ。我輩の眼
に狂いは無かったようだな」
と、妙に納得したような顔で頷き続ける。が、ふと大志の動きが止まる。
「……いやいやいや、そうではない。何故にお前はその大いなるエナジーの大元
であるエロゲーと出会ったのかを聞きたいのだが」



120 名前: 千堂さんと九品仏君と3 投稿日: 02/11/06 20:28 ID:mXuJB85V
かずきはきょとんとした顔で。
「だって、色々大志からゲーム借りたじゃん。その中にあったんだよ。『TO H
EART』が」
……思いっきりやっちゃった、という表情をする大志。結果オーライと言えばそ
うなのだが。
「あれね、マジ萌えたわー。特にいいんちょね。ほら私と大志と瑞希と三人じゃ
ん。それに当て嵌めて考えるとねー。私が引越しして暫く立って友達から大志と
瑞希が付き合ってるー、なんて聞いたら超ショックだもん」
マジ顔で言うかずき。珍しくペースを乱された大志が。
「……別に引っ越してから聞かなくとも、我輩とてショックだ。それは」
そう、呟いた。
「……しかし、今のジャンルを続けるとなると、またああいった事態になるやも
知れぬぞ。いくら好調とはいえ、お前に何かあったら元も子も無い」
「何、心配してくれんの?」
心持ち、挑戦的に言う。が、大志は読めない表情で。
「当然だ。お前は我輩のえたーなるぱーとなーなのだからな」

……普通の意味で?―――その言葉は、言い出せなかった。
「そっか……そうだよね。私を魔の道に引きずり込んだのは大志だもんね」
「その割にしっかり順応しているように見えるのは我輩の気のせいか?」

笑いながら、二人並んで歩いた。
願わくば、その距離がもう少し縮む事を―――と思ったけど。

「……暫くはいいかな。バイトの事(旧69氏参照)で忙しくなるし」
怪しい含み笑いをしながら、今感じられる幸せを噛み締めたのだった―――

―――千堂かずき、あんな事を言いつつもエロが描きたくなって来たようだ。



121 名前: 言い訳がましい44 投稿日: 02/11/06 20:32 ID:mXuJB85V
パクリのパクリ。なーんちゃって。すいませんすいませんすいません。
そして南さんの名前ですが……やっぱり、南といえば……北斗でしょう。
駄目ですか?……駄目ですよね。すいません。思い付かなかったので苦し紛れで
す。本気でスイマセン。
今日は大安売りで買い込んだ細目のパスタ(アルデンテ)で吊って来ます……


122 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/06 21:05 ID:ut9FyT67
北川のみ反転、ようやく終わります。無意味に長かったです。反省。

「北川。身体の具合はどうだ? どこか異常はないか?」
「異常? いや、別に……あっ」
「どうした?」
「…な、なんか…中を流れて…えっ? ってことは…」
「あのな、全部中に出した。気持ちよくてな、つい…」
「…………つい、じゃないっっ!! ど、どうしよう…妊娠、とかしちゃったら…」
おろおろと所在無げに視線を泳がせる北川を見ながら、俺はもう覚悟を決めていた。
「もしそんなことになったら…責任は取る。だからそう怯えるな」
「責任? それ、どういう…」
「お前と一緒になる。お前が嫌じゃなければ、の話だが」
「ば、ばかかお前っ! そんなこと、出来るわけがっ…!」
「…お前『その身体のまま生きていくなら、どこかで折り合い付けなきゃ』って、言っただろ?」
「言った、けど…」
「俺じゃ『折り合い』付かないか?」   
「ばっ……」
「…………?」
「馬鹿だ馬鹿だと思ってはいたけど…相沢は、ほんとに、ばかだ」
俯き加減で表情は伺えない。でも、その声はとても静かで優しく聞こえる。
やがて顔を上げた北川は、晴れやかな笑みを浮かべて。
「お前が友達で、良かった。うん…良かった」
「…友達にこんなハードコアな真似をする奴は居ないと思うが」
「もし、このまま戻らなくても、友達でいてくれるか?」
「ああ。なんなら、一足飛びに彼女にしてもいいぞ?」
「それは遠慮しておく…毎回こんな風にされたら、身がもたないし」
そうして二人、顔を見合わせて笑う。きっと、どうにかなるだろう。そんな気がした。



123 名前: 北川(♀)×相沢(♂) 投稿日: 02/11/06 21:06 ID:ut9FyT67
〜翌日〜 水瀬家への電話

―もしもし、相沢?
―北川か、どうしたんだ? あれっお前その声…
―うん……戻った……元に、戻ったんだ
―……なんで?
―判らない…でも、もう…元通りだ
―……
―……あ、相沢、あの、さ……
―良かった、な
―……そう、だな
―これで万事解決だろ? 辛気くさい声出すなよ
―べ、別に辛気くさくはないだろ…声が低くなったから、そう聞こえるだけだ
―……用件は、それだけか?
―それだけ、だ……じゃあ、また学校でな
―ああ、じゃあな

受話器を置いて、しばし目を閉じる。そして考える。この、誰も傷つかない順当な結末を。
結構なことじゃないか。あいつだって本心では喜んでいる筈だ。もちろん俺だって。

―違う―

どこからか耳障りな声が聞こえた。そして想う。一夜だけこの腕に抱いた少女を。
今はどこにも居ない。…そんなの、判ってる。わかってるから、俺は平気だ。
「祐一、お風呂空いたよー。……どうしたの? ヘンな顔、してるよ…?」
「…つまり、いつも通りの顔ってことだ」
「そんなんじゃ、ないよ…なんだか泣いてるみたい…」
名雪の横を足早に通り過ぎて、階段を駆け上がる。部屋に入るなり、こみ上げる苦笑い。

―こういうのも、失恋っていうのかな?


124 名前: 67 投稿日: 02/11/06 21:10 ID:ut9FyT67
さて、迷走したまま終わりましたので、景気よく揚がって来ます。スレ汚しの段、平にご容赦。
    ,.、,、,. ∧_∧,_        /i
   ;'~;...::⊂(´∀`⊂⌒`つ:::`゙:.:゙:`''': -‐i
   :';: ...:,.: .、.:...: ,:. :.、.:',.: .:::,.: . ::,;;;;:'゙~' ̄
   '、;,.: .:: : ...: ,:. :.、.:'_;.;;..; :..‐'゙


それはそうと。「千堂さんと九品仏君と」の新作が。嗚呼⊂⌒~⊃。Д。)⊃至福


125 名前: テンション上がってやりたい放題44 投稿日: 02/11/06 21:27 ID:mXuJB85V
「……あれ」
ふと眼を覚ますと、ふゆは自宅の部屋の天井を見上げていた。
頭が少し痛い。身体もだるい。
というか、ついさっきまでADのバイトをしていて、さて帰ろうかと意気込んだ
ばかりだと思っていたのだが……
「眼が覚めた?」
優しい声。優しそうな声。優しさの皮を被った腹黒い声。
「……英二……さん?」
「久し振り、勤労処女」
「だから……あの……」
「ははは、気にしない気にしない」

……どうやら、疲労で倒れてしまったようだ。しかも英二の真ん前で。おそらく、
疲れていた所に英二の顔を見て、疲労が倍増してしまい、倒れるに至った模様。
「……中々に失敬だね」
「す……すいません」
わざわざ家まで運んでくれたのに、とふゆは恐縮してしまった。
……家まで?
「……あの、英二さんどうして部屋を……私、鍵も掛けたのに……」
「いや、大した事じゃあないよ。家の場所は知ってたし、鍵は持ってるだろうか
ら君の身体を物色させて貰ったから。まさかブーツの踵部分に隠しておくなんて、
君も芸が細かいなぁ」
……それを見付けたアンタの方が凄いよ、とふゆは思った。



126 名前: テンション上がってやりたい放題44 投稿日: 02/11/06 21:29 ID:mXuJB85V
「しかし、倒れるまで働くとは良くないな。ちゃんと食べてちゃんと寝て、健康
管理もきちんとしないと、働く資格は無いぞ」
そう、もっともらしい事を言う。素直に受け取ったふゆは、すまなさそうに俯く。
「あんまり最近食べていないだろう?胸なんか栄養失調の極みとも」
「……地です」
泣きそうになりながら、ふゆは反論した。その余計な一言さえなければ……と思
った。
「ははははは。すまないすまない。冗談だ冗談」
「……うそつき」
恨みがましい眼で見る。全くこたえない。流石緒方英二。
「ははは。ばれたか。じゃあ、お詫びの印に君の為だけに歌を作ろう」
「―――え」
唐突に言われる。天下の大ヒットメーカに直々、となるとふゆも少しときめく。
営業用の笑顔になると、すぅっ、と息を吸って、歌い始めた。
「アンマン食マンカレーマ―――ン♪」
……アン○ンマンのパクリだろうか。が、流石歌は上手い。ってか食マンって何。
「ジャムバタチーズマンマンマ―――ン♪」
どこまで行くのだろうか。
「めーだーまーがマンマンーバーイキーンマ―――ン♪」
でもやはり声はイイ。心なしか顔付きもカッコ良く見える。こんな歌詞なのに。
「やーさーしーいーかーおのージャームーおーじーマ―――ン♪」
……おじさんまでヒーロー化か。
「マーンーマーンー走るよ―――♪」
…………ちょっと待て、そのパターンで行くと……
「マーンー……」
「スト―――ップ―――!!」
必死で英二の口を抑えるふゆの姿がそこにあった。



127 名前: テンション上がってやりたい放題44 投稿日: 02/11/06 21:30 ID:mXuJB85V
「……ぷは。はは、ヒドイな勤労猩々」
半ばふゆに押し倒される格好となった英二が、実に楽しそうに言う。
「段々離れてるじゃないですか英二さん……病人に何をさせるんですか」
はぁ、と脱力するふゆ。どっと力が抜けて、熱が上がったようだ。
「……でも、そっちこそ男の上で何をしているんだ」
にまー、といつもの笑いを浮かべて言った。一瞬何を言われているのかわからな
かったが、理解した瞬間、顔が真っ赤になった。
「はっはっは、危うく貞操が危なくなる所だったよ」
「う〜……」
一頻り笑った後、どっこいしょ、とおっさん臭く英二は立ち上がる。
「じゃあな。身体には気を付けて……次もまた俺が運んであげられるって訳じゃ
ないからさぁ」
からかうような、少年じみた笑い。ふゆはどうしても、それが悔しかった。
「……もう、英二さんの前では倒れませんから」
「はは、その意気だよ、勤労怪奇ファイル」
また懐かしいネタを―――そう思ったその一瞬が命取り(大袈裟な)だった。

「ぅ―――」
その一瞬で、ふゆの口唇は英二に奪われた。唖然とした表情のままのふゆにバイ
バイ、と手を振って、嵐を呼ぶ男―――てか本人そのものが嵐な男緒方英二は去
って行った。

―――そのせいかどうかは知らないが、結局ふゆは5日間寝込んだ挙句、交友関
係ほぼ全員からお見舞いに来られたそうな。



128 名前: 44 投稿日: 02/11/06 21:36 ID:mXuJB85V
……なんだか……本当にいよいよスイマセンって感じです。
ちょっと調子に乗り過ぎました。
チャンスがあれば今度は真面目にまともに真っ暗なふゆ物語を……
…………無理か。お目汚しスイマセンでした。
今度こそ逝って来ます。人文字で私の人生の『END』作って来ます(少なくと
も九人は必要だったり)。


129 名前: 逝く前に44 投稿日: 02/11/06 21:40 ID:mXuJB85V
相沢×北川の完結篇に胸キュンの自分がここに!!!
……いいなぁ、ハートフルだなぁ……甘く切なく酸っぱい時間をありがとうござ
います。


130 名前: 便乗ふゆ 投稿日: 02/11/06 22:49 ID:5FSAYrsm
「……藤井さん?」
 スタジオで声をかけられて振り向けば、そこには篠塚弥生氏が立っていた。いつものように艶のある黒髪を綺麗に切り揃え、整えてある。いつ見てもそれが崩れている所を見た事が無い。もしかしたら、カツラか何かなのだろうか。
「失礼な事を考えている顔ですね。それは」
「はうっ!」
 冷淡な声が私の妄想を断ち切った。思わず声をあげて、恐る恐る、弥生さんの顔を見上げる。すると……正直、本当に驚きなのだけれども。
 その口の端が、「しょうがないな」とでもいうかのように、微かに上がっていた。
 冷淡で、冷酷で、ついでに人非人で。
 そんな印象しか持っていなかった弥生さんの、その、本当に稀少な苦笑いに、私は思わずマジマジと見つめてしまう。
「……なにか?」
 途端、弥生さんの口に浮かんでいた表情は消え、冷たい――私がよく知っている顔になる。
「あ。い、いいえ。あの、どうして弥生さんがここに?」
「私はYUKIのマネージャーですから。彼がいるなら、私も居る。当然の事でしょう?」
 相変わらず人を小馬鹿にした表情で首を傾げてみせる。そういう時の笑顔は、何度も見た事があるのだけれど。
「――じゃあ、勇輝。いるんですか?」
「ええ。いらっしゃいますよ。ですが、会わせる訳にはいきません」
「……分かってます」
 俯いて、視線を逸らす。
 弥生さんはそんな私を見つめて、そしてため息。
「そう言いたい所ですが、暫く貴女に会っていないせいか勇輝さんのモチベーションが低下しているようなのです。そこの第三控え室に居ますから、寄っていっていただけますか?」
「へ?」
 顔を上げれば、そこには妙に優しげな表情で微笑む弥生さんが、いた。


131 名前: 130 投稿日: 02/11/06 22:50 ID:5FSAYrsm
便乗して、ふゆ。
どっちかってーと、弥生さんと絡めたいと願いながらも、絡めにくいので尻切れ。

むむむ。難しいです。


132 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/11/06 23:37 ID:6BpXxtyU
初心に返ってふゆ。
……手が小さいなぁ(爆)

http://www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20021106233115.jpg


133 名前: 55 投稿日: 02/11/07 03:56 ID:MChxoiKH
 すいません、とても勝手な申し出ですが、今週末あたりは、
 一度こちらはお休みして、自サイトの更新やっても良いでしょうか?
 7月から更新と待ってる……(涙)


134 名前: 投稿日: 02/11/07 06:30 ID:QMRLMKLG
 ものみの丘
 過去2回、私は誠を探しにここを訪れ、彼を連れて家の戻った。
 そして今、私は誠をここに来ている……誠を送りとどけるために。

「……」
 裾を引っぱられる感触に視線を向けると、誠が物欲しげにこちらを見つめていた。
 男の子にしては小柄な――それでも私よりは大きい誠が、今ではとても小さく感じられた。
「…あ、そうか。これが欲しいのね?」
「……ぅ……」
「じゃ、食べよっか? いっぱいあるから思う存分食べてね」
 返事と受け取った私は枯草の上に腰を下ろし、肉まんが詰まったコンビニの袋を開ける。
 その一つを手に取り、紙を外す。隣に座った誠に渡すと、誠はすぐにそれを口に運んだ。
 それを見て私も一つ手に取る。ここに来るまでに表面が少し冷めていたが、美味しかった。
 しばらくの間は2人で肉まんを食べ、草の上で静かな時間を過ごしていた。

「さすがに買いすぎちゃったかな…」
 だいぶ日が傾いた頃、手元にはすっかり冷めきった肉まんがいくつも残っていた
 もともと小食な私と高熱に冒された誠には手に余る量だったようだ…私は仕方なく諦めた。
「じゃあ……そろそろ始めよっか、誠」
「……?」
 不思議そうにこちらを見ている誠に、私はさらに言葉を続けた。
「…私たちの結婚式」


135 名前: 投稿日: 02/11/07 06:31 ID:QMRLMKLG
 ウエディングドレス一式を用意するだけの資金は持ち合わせていない。
 お父さんなら、お母さんが着ていたドレスを大事にしまっている…雪弥はそう言っていた。
 でも、さすがに気が引けた――秋人さんなら了承してくれるかもしれないけど。

 私は制服を来ている。雪弥に会いに学校に向かった都合もあるが、別の思惑もあってのことだ。
 胸元のリボンを解く。それから…肩に掛かったケープを外し、自分の頭に掛ける。
 これで…ちょっと格好は悪いけどドレスはできた。さて、次は…
「誠、こっちに来て」
 草の上でボーッとしている誠に右手を伸ばす。左手は、今にも飛ばされそうなケープを押さえている。
 フラフラになっている誠を何とか立たせると、私はその左手を取った。
「ごめんね誠…肉まん沢山かっちゃったから、こっちに手が回らなくなっちゃって」
 安い指輪を買う位の資金は持っているけど、肉まんと指輪、誠がどっちを喜ぶかは想像がつく。
 私はさっき解いたリボンを取り出し、誠の左手首に巻く。私から誠への結婚指輪。
 左手が塞がってるのでなかなか結べない。仕方が無いので私はリボンの片端を口で咥え、結ぶことにした。
 少し苦労したけど…なんとか誠の手首にリボンを絡ませることができた。
 あとは誠の指輪を受け取るだけだけど…どうしようかと思案する。
 誠が持っている指輪に相当するものといえば…あの日私が買った鈴だろう。
 でもそれを持っていっていいものだろうか、誠、昔から鈴の音が気に入ってたから…
「……そうだね、私の指輪は誠に預けておくから」
 だから、敢えて取らないことにした。誠が悲しむといけないから…

「………おめでとう………誠………。これでずっと一緒だよ…」
 最後の仕上げ…私も、もう感情を押さえることが出来ないから…
 私は誠の前に立つ。頭のブーケを外して……そっと口付けを交わした。


136 名前: 投稿日: 02/11/07 06:32 ID:QMRLMKLG
ということで…萌えブームに反して作ってしまいますた、反転真琴の結婚式の図。
この後のシーンも考えてはありますけど、少しお待ちください…。
ていうか真琴好きな人力不足でごめんなさい、とりあえず吊っておきます…


 ∧||∧
(  ⌒ ヽ 汐と誠を絡ませられなかった…無念なり
 ∪  ノ
  ∪∪


137 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 09:51 ID:kz4H1RIn
ttp://banaga.axisz.jp/cgi-bin/hakagi/img-box/img20021106182831.jpg

これを見て最初男か女か分からなかった…
大分このスレに毒されてしまったな。漏れ。


138 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 12:02 ID:+ErdE5HI
>>128
暴走しまくってる英二に爆笑。
個人的には、ドロドロよりこういうノリの方が好きだったり。

>>131
続きが気になる…。勝手な言い草だけど、がんばれー。

>>136
萌えというか、泣ける。いい感じです。


139 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 15:44 ID:exc2+S1w
>67氏
オチとか見るにTSモノ書き慣れてるようなw
Good job!!


140 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 16:11 ID:P3AKfCyU
相も変わらず素晴らスィスレだ…。

>>エビフr…もとい67氏
『切なさ炸裂』なんて死語が出てくるほど
(・∀・)イイ話ですた…こういうのもアリです。
本当に乙彼ですた。

>>133
勿論問題ないと思われ。
ご帰還待ってます。


141 名前: 追い詰められた勤労少女44 投稿日: 02/11/07 20:58 ID:xP7Kp19P
二月十四日。草木も眠る丑三つ時。表情の無い顔で、藤井ふゆは鍋の前で呪詛を
唱えていた。
「……悪くない……私は悪くないんだから……」
一人暮らしには不要な程に大きい鍋。ぐつぐつ煮え立つ紫色の汁。
「アガリクス茸……竜眼肉……カコ○ール……豚の肛門……銘菓いたらき……つ
のだ★ひろの真ん中の星……高遠草……デケェあめふらし……」
ぶつぶつと呟きながら、ぼちゃぼちゃと鍋の中に放り込む。最終的に何色になる
のか、そして何が出来るのかは作っている当人にしかわからない。
「そして、最後にはじめさんの従兄弟の長男の方が作ったという益荒男ぶり溢る
る漢の手料理……」
それを入れた瞬間、ペパーミントグリーンだった鍋の内容物が、茶色に変わった。
「……これで……後は冷やして固めれば……」
くす、と口の端だけで笑った表情は、身震いする程に―――

「……あの、これ……」
いつもバイトをしている喫茶店、エコーズに偶然立ち寄った勇輝のマネージャー、
篠塚弥生に、ピンク色で統一された可愛い箱を渡す。
「……彼に、渡して欲しいと?」
いつものように機械を思わせる冷酷な表情。ふゆはそれに脅えながらも、頷いた。
「まぁ、彼も喜ぶでしょうね」
そう言うと、承知しました、という風に手元に置いた。



142 名前: 追い詰められた勤労少女44 投稿日: 02/11/07 21:01 ID:xP7Kp19P
「あの……それから……」
少し頬を染めて、今度はシックな色合いにラッピングされた箱を渡す。篠塚には
その意図がわからなかった。
「……あの、これはどういう事でしょうか」
「はい……し、篠塚さんの……です……甘さは控えてありますし……あ、あの、
いらなかったら……捨てて下さって……結構ですから……」
そんなふゆを見ながら、篠塚は少し驚いたような表情をし、そして受け取った。
「……ありがたく、頂戴いたします」
そう、やはり無表情に礼を言い、席を立った。

―――私は、悪くない―――
篠塚の後姿を見送りながら、ふゆはまた恐ろしい―――あの表情で微笑んだのだ
った。

後日、勇輝から篠塚が倒れた、という情報を聞いた。なんと彼は半日で復活した
模様。
「……やっぱり、あんなのじゃ効かないか……今度はもっと―――」

―――もぉギリギリまでヤバイくらいどんどこがっつんがっつん追い詰められた
勤労少女・藤井ふゆの戦いはまだまだ続く―――


あー……もぉホントすいません。この人絡めると鬼畜エロかこんなのしか出来ま
せんよぅ……130氏の手腕が羨ますぃい……



143 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 22:59 ID:8ND6ZI4U
保全age


144 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/07 23:00 ID:ZPKV+tFD
http://kanaharap.tripod.co.jp/deai.html
    
http://k-server.org/kabu423/h.html
    


145 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 00:25 ID:E8i0+ktk
>141−142
ある意味で、ふゆ陵辱SSのような気が。主に精神面で。こういうの好きだ(w
しかし

>はじめさんの従兄弟の長男の方が作ったという益荒男ぶり溢るる漢の手料理……
>「……やっぱり、あんなのじゃ効かないか……今度はもっと―――」

…あれ以上のものがあるというのか。
テトロドトキシン? パトラトキシン? パリトキシン?


146 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 00:41 ID:HZ/hWhdF
初めまして、SS書こうとして問題が出来たんで書き込ませてもらいます
え〜、で、住人さんたちに質問したいんですが
カミュの通常のハクオロの呼び方は「おじさま」ですよね
これが反転したらどうなるんでしょうかね?
「おばさま」だと何か違和感があるし…………
かといって「おねえさま」だと違う雰囲気ただよってくるんで
どなたか良い案ありませんか?


147 名前: sage 投稿日: 02/11/08 00:44 ID:HZ/hWhdF
・・・・・・・・上げてしまった…


 ∧||∧
(  ⌒ ヽ ブラーン
 ∪  ノ
  ∪∪

吊ってきます……



148 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 00:48 ID:VLtcDq8j
なんだろうなぁ…「おかあさま」?


149 名前: 萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c 投稿日: 02/11/08 01:03 ID:S6y/l7uI
>>145
原作に即してアマニトキシンという手も。

>>146
姉様と書いて「あねさま」ってのは如何でせうか。



150 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 06:53 ID:ANZjBhxG
むしろおばさまの方が萌えますがなにか?

ある程度達観した感じのキャラの反転Hは書くのがムズカシイ……女柳也とか。


151 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 09:25 ID:fG5xPbSO
「 小母様(おばさま) 」という表記の仕方もあります。


152 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 09:56 ID:e1QX3r+p
>>146
「姫さま」……∧||∧


153 名前: 続・柳川さんと初音君1 投稿日: 02/11/08 13:57 ID:RIxbyO0D
 私の名は柳川裕子。いわゆる「男嫌い」…のはずだった。
 甥の柏木初音を家に泊めたことから、私は思いがけず自己分析を行なう羽目になった。
 …私は、初音の事をどう思っているのだ? 親戚?子供?それとも…恋愛対象?
 一晩中悶々としたものの結局答えは出ず、私はさしあたって問題を棚上げにする事にした。
 極めて不本意ながら。

「ふわあぁぁ…。」
 私が朝食の支度をしていると、少々寝ぼけ眼の初音が起きてきた。
「おはよう、初音。よく眠れた?」
「あ、おはようございます。…柳川さんって、起きるの早いんですね。」
「まあ、私みたいな仕事をしていると、ね。さ、顔洗ってきなさい。」
 適当にごまかす私。『実は寝てない』なんて事は秘密だし、徹夜一日程度なら別に平気だ。
 私達は差し向かいで朝食の席につき、食べ始めた。
 …うん、やはり食事は一人よりも二人の方が美味しい…おっと、いかんいかん。妙な事は考えるな。
 朝食も半ば終わろうとした頃、電話のベルがなった。
 何かを察したらしく、初音は身を固くする。私は受話器をとった。
「もしもし…裕子さん? 私、柏木はじめです。」
 予想通りの声。私はそっけない態度で答えた。
「おや、お久しぶり。朝っぱらから何か用?」
「あ…はい。
あの、初音君が昨夜出かけたまま家に帰ってこなくて…。大丈夫だとは思っているんだけど…。
仕事の空き時間でかまわないので、初音君を探すのを手伝ってもらえませんか?」
「初音? 彼なら今、私の目の前で食事をしているけれど?」
 たっぷり十秒程、はじめは絶句していた。
「…裕子さん、それって冗談?」
「残念ながら事実。ま、今日は非番だから私がそっちまで送っていくわ。それではまた後で。」
 私は電話を切り、神妙な顔つきの初音に笑いかけた。
「さて、と。お迎えの時刻ではあるけれど…。ちょっと位なら向こうも待っていられるでしょう。」
 私は腰をおろし、朝食を再開した。



154 名前: 続・柳川さんと初音君2 投稿日: 02/11/08 13:59 ID:RIxbyO0D

「全くもう、心配してたんだよ?」
 私達が近づいてくるのを見るや、はじめが駆け寄ってきた。
「ごめんなさい、はじめお姉ちゃん。」
「…でも、何事もなくて本当によかった。裕子さん、ありがと。」
「どういたしまして。」
 初音は大人しくはじめに頭を撫でられていたが、やがておずおずと尋ねた。
「あの…はじめお姉ちゃん。昨日、鶴丸お兄ちゃん怒ってた?」
「ううん、そんなに大した事はなかったわ。皆、小言をもらった程度。だから安心していいよ。」
 はじめの言葉に、初音は安堵の吐息を漏らす。
「それじゃ、初音君。鶴丸さんの所に行きましょ。」
 はじめに促され、歩き出す初音。私も二人に同行した。

 だが、話はそう簡単には終わらなかった。

 初音の前に座る鶴丸。その顔は、少しも笑っていなかった。
「まあ、確かに今回の件は私にも反省するべき点が多々あります。しかし…。」
 鶴丸は初音に厳しい視線を向けた。
「だからといって無断外泊した事を許すわけにはいきません。初音、わかっていますね?」
 兄の宣告に初音は青ざめる。はじめが抗議の声をあげるが、鶴丸の一瞥で黙ってしまった。
 さらに言葉を続けようする鶴丸を、私の発言が遮った。
「異議あり。」
「…? 柳川さん、何か?」
「初音を泊めたのはあくまでも私の判断です。その事に関する責任は全て私が負います。」
「…初音をかばうおつもりですか?」
「いいえ。単に冤罪を見過ごしたくないだけ。」
 私と鶴丸の視線が交錯する。ほどなくして彼は相好を崩し、一つ頷いた。
「わかりました。では、弟を朝帰りさせた責任を取ってもらいましょう。
そうですね…貴女には今日一日鶴来屋の業務を手伝ってもらいます。よろしいですね?」
「OK。で、初音は無罪放免?」
 鶴丸が再び頷く。初音とはじめの方はというと、二人ともあっけに取られていた。



155 名前: 続・柳川さんと初音君3 投稿日: 02/11/08 14:00 ID:RIxbyO0D

「あの…柳川さん…、ごめんなさい。」
「…別に謝られるいわれは無いわ。」
「裕子さん…一体どういう風の吹き回しなの?」
「さっき言ったとおりよ。ちゃんと話を聞いてなさい。」
 恐縮する初音、訝しげなはじめ。私は小さく肩をすくめた。
 そんな光景をなにやら得心顔で眺めていた鶴丸がおもむろに口を開いた。
「それでは柳川さん、存分にこき使わせてもらいますよ? 覚悟してくださいね。」

 書類仕事、掃除雑用、使い走り…。私が解放されたのは、いい加減夜も更けた頃だった。

「はい、これで全て完了ですね。お疲れ様。」
 最後の書類の内容を確認し、鶴丸はにこりと笑った。私は大きく伸びをする。
「ふう…。確かに、思いっきりこき使ってくれたわね。」
「これからも、ちょくちょく初音を泊めてやってもらえませんか? もちろん私には無断で。」
「お生憎様、こんな経験はもうこりごり。…色々な意味でね。」
 私は苦笑し、鶴丸が差し出した茶を受け取った。しばし、茶を啜る音が部屋を支配する。
「…それにしても、驚きましたよ。」
 ふいに、鶴丸がしみじみとした口調で呟いた。
「柳川さんは、私が思っていたよりもずっと優しい方のようですね。」
「優しい…?私が?」
 切れ者だの冷血だのといった評価は飽きるほど受けているが…優しいとは。
「ええ。たぶん、貴女ご自身が考えている以上に。」
 私は頭を掻いた。嬉しい事は嬉しいが、何だかこそばゆい。
「…鶴丸、あなたは人物鑑定士の素質があるみたいね。いっそのこと転職してみたら?」
「でしたら、鶴来屋は貴女にお任せします。弟達よりも適任でしょうから。」
「へえ、私を引き抜こうというわけ? 国家権力の独占欲を舐めない方がいいわね。」
「おやおや…。こうして有為の人材が世に出ることなく死蔵されていくのですね…勿体無い話です。」
 大げさに嘆いてみせる鶴丸。私は吹きだし、つられて彼も笑い出した。
 実に馬鹿馬鹿しいやり取り…かつての私達では想像もできなかった光景だ。



156 名前: 続・柳川さんと初音君4(オチ) 投稿日: 02/11/08 14:02 ID:RIxbyO0D

「ああ、そうそう。一つ言い忘れてました。」
 いとまを告げ、帰ろうとする私に鶴丸が声をかけた。
「何か?」
「柳川さん、初音は未成年ですから、あまり無茶なことはしないでいただけますか?」
「…は?」
「それに、貴女と私達は、血の繋がった叔母と甥の関係であることもお忘れなく。
…って、どうしたんです? いきなり頭抱えてしゃがみこんだりして?」

 …しばらく、私に話しかけないで…お願いだから。


157 名前: 153−156 投稿日: 02/11/08 14:08 ID:RIxbyO0D
以上、前スレ>797-800の続きでありました。
やっぱり柳川が壊れてる…。待ってた人、こんな話で御容赦。

「小母様」な女ハクオロっていいな〜。
と言い残し、逝ってまいります。


158 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/08 16:12 ID:LiyqJ3Kq
>>146
姫姉様(ボソ)


159 名前: 旧69 投稿日: 02/11/08 16:19 ID:eQcKsOjO
44さん
もったいないお言葉ありがとうございます。
その上SSに組み込んでもらって、もう足を向けて寝れません。
追い詰められた勤労少女がどこまでいくか楽しみです(ぇ

元380さん
反転してもあかりはあかりな感じがいいです(RR?

67さん
王道な反転もの、面白かったです。

153-156
待ってた人だったりします。
思う存分壊してくださいw

女ハクオロは「小母様」なイメージかな。
どこかの鬼さんと違ってそう言っても笑ってそうな雰囲k(ザシュッ





160 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 00:27 ID:NABBNcmR
 勇輝のテレビ番組の収録中――そのマネージャーである篠塚弥生には、これといってやることは無い。精々、ディレクターやプロデューサーと次の打ち合わせをしているだけである。
 他の居丈高なタレントと違い、森川勇輝はマネージャーが控えていなければ不機嫌になるような人間ではないからだ。更に言えば、弥生が姿を見せないからといって、何もしていないなどという事は決して無い事を知っているからでもある。
「……藤井さん?」
 そんな彼が見たのは、“エコーズ”のデリバリ姿で荒い息を吐いている藤井ふゆの姿だった。壁に背を預けて、荒い呼吸に肩を上下させている。エプロンははぎ取られたように紐がほどけ、白い肩が半ばまで見えていた。
「――あ」
 一瞬、怯えたように自分を見つめ、そして弥生である事を認識したのだろう。その大きな瞳が潤み、目の端に雫が溢れ始める。
「や……弥生……さん……」
 さらに、まるで凍えるように震えだした少女を前に、弥生は凍り付いたように立ちつくす事しか出来ずにいた。
 ようやく再起動に成功すると、今度は目の前の少女のただならぬ様相に、戸惑ってしまう。
「い、一体、どうしたというんです。その姿……まさか……!」
 弥生の脳裏に、最悪の想像が浮かぶ。


161 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 00:28 ID:NABBNcmR
「……あ、あの……勇輝の出ている番組のプロデューサーって人が……勇輝のためだって……でも……私……我慢できなくて……」
「何を言っているんです! 貴女にそんな真似をする人間が、彼の関係者の筈が無いでしょうっ!」
 震える肩を晒したまま、途切れ途切れにしゃくりあげながら言葉を続けるふゆの声を遮るように、弥生の怒声が廊下に響いた。途端、ふゆの身体が雷に打たれたように震えた。
「それ以上、何もされてはいないのですね? その様子ならば……一線を越える前に、逃げ出せたのでしょう?」
 確認するように弥生が歩み寄る。だが、ヒッと怯えたように後ずさるふゆを見て、足を止める。一瞬、弥生の表情が痛みを堪えるように、歪んだ。
「……答えて下さい。藤井さん。貴女は、途中で逃げ出せた。そうですね?」
 怯えたふゆをなだめるように、ゆったりとした口調に改めて、弥生は問う。ふゆはエプロンを全てはぎ取られる事もなく、着衣も肩口が晒されている以外はそれ程乱れてもいない。それを見てとってなお、弥生は冷静な仮面を付ける事が出来ずにいた。
 どんな事があっても、勇輝の事以外で眉一つ動かす事は無いだろう、と言われる彼が、である。震える身体を隠す事もできずに、それでも少女が小さく頷いた。
 それを見て、ようやく弥生は深い息を吐いた。彼を知る者――例えば緒方英子――ならば、驚いただろう。それは紛れもなく、安堵の吐息だったのだから。
「貴女にそんな真似をした者の名を教えて下さい」
「え?」
 硬い声に驚いたようにふゆが顔を上げる。


162 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 00:28 ID:NABBNcmR
 冷徹な美形の青年が、静かにふゆを見つめていた。ただし、その表情は固い。まるで、何か強い感情を押さえつけているかのように。
「YUKIの名を使い、女性に不埒な真似をしているなどと――警察だけならまだしも、週刊誌が面白半分に嗅ぎつけでもすれば無関係な勇輝さんに無用な傷が付きます。私は、その可能性を排除せねばなりません」
 ふゆの身体に触れる事はせずに、ただ弥生は自身のスーツの上着を脱いでふゆに差しだした。
「これを着て下さい。そして、私達の楽屋で服を直して、そこにいて下さい。そこに入れるのは勇輝さんと私だけです。――そこなら、安全でしょう」
 そこでようやくふゆは、弥生との距離に気付いた。“男性”という存在に怯えてしまっていた彼女を気遣うように、弥生は一定の距離を取っていたのだ。決して触れる事もせずに。今、男性に触れられれば、例えそれが勇輝だったとしてもふゆには恐怖でしかないだろう。
「――は、はい」
 厳しい表情のままの弥生から上着を受け取ると、もそもそと着込む。元より身長から体格から何から何まで弥生の方が大きいのだから、当然その上着もぶかぶかだった。
「あ、あの……」
「私はこれから、その馬鹿な真似をした犯罪者に思い報せに行って来ます。良いですね? 貴女は私達の楽屋で休息をおとりなさい。……そんな顔のままで、勇輝さんに会うつもりですか?」
 一瞬、弥生の声が優しい――本当に、柔らかい口調に変わった。まなざしは愛しい者を見るかのように和らぐ。
「弥生……さん?」
「それでは、失礼」
 一礼すると、弥生は足早にふゆの前から立ち去る。恐らく、あの自称ダンディなプロデューサーは業界――いや、世間からも抹殺されるだろう。弥生の敵に対する徹底的なまでの攻撃性を知っているふゆは、一瞬自分がされた事も忘れて気の毒にすら思ってしまった。


163 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 00:36 ID:NABBNcmR
>>92-97
英二さんが助けに入らなかった――っていうより、英子って書いてるな、私。
まあ、そういう可能性話で。弥生さんと絡めてみました。絡まってるか不安ですが。

あああ。どうして、こう、弥生さんは屈折した愛情表現しかできないんだ。


164 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 00:38 ID:5IeWDwKz
いいなぁ…
やっぱふゆは反転SSの元祖だね。


165 名前: 146 投稿日: 02/11/09 01:58 ID:kursOwua
皆様、どうもありがとうございます
これでSS書けます

























やはり、搾乳ねt(プラ〜ン)


166 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 06:38 ID:4luRaBpn
………………ぼにう?


167 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 08:40 ID:OiZV5JQ4
爆チチ搾乳…ぼにう…素晴らしい!
ぜひそれでおながいします。

>130
弥生さんカッコいい〜。屈折してこその弥生さんでしょう、うん。


168 名前: 130氏最高44 投稿日: 02/11/09 15:56 ID:c3HWUAkS
「…………買っちゃった」
金が無い癖に、柏木はじめは携帯電話を購入した。
目的は勿論、この夏を境に妙に親しくなった従兄弟達とのメールが目的だ。
「えへへー……」
思わず顔がにやける。
「何笑ってんの」
「おひょおおおおおおお」
背後からいきなり自慢の乳を揉む親友・千堂かずき。妄想で少々イってたとして
もはじめの背後を取るとは侮りがたし同人作家。笑いながらどす、と無造作に荷
物を置くと、幸せそうな顔に戻ったはじめの顔を見る。
「……幸せそうじゃない。好きな人でも出来たの」
「え……い、いやいやいや、べっつにぃい」
なんだその顔。目下片思い一方通行中のかずきにとっては腹立たしい事極まりな
い。ちょっとからかってやる事にした。
「ほー、それって計算し尽くした無造作ヘアを寝癖と勘違いした長男?」
「……ちがう(ちょっとショックだった)」
「じゃあ、アンタの19.76倍家事の上手い巨根次男?」
「……ちがう(大分ショック)」
「それじゃあ、顔は美形なのに電波っぽい事言ってヒャッハァ笑ってる三男?」
「電波はともかく笑ってないから(認めるんかい)」
「わかった、刺さりそうな四男か」
「……あえてどことは聞かないわ」
「となると……」
「もういいもういい」
途中からからかってるとわかったので、いい加減遮る事にした。

……そんな風に談笑している二人を暗く見つめる人物がいる事に、まだ彼女等は
気付いていなかった。



169 名前: 130氏最高44 投稿日: 02/11/09 15:58 ID:c3HWUAkS
『のぉ!?』
よろよろよろりらどっす〜、と力無く二人の背に倒れ込む少女が一人。
「なっななななな……だっ……え?」
「……なにやってんの、ふゆ」
 あいたたた、と頭を抱える。ぶつかった拍子に3人分の荷物が散乱してしまっ
たのもあるが。
「……っていうか、何その顔色の悪さ」
「えー、大丈夫だよ」
そうは言うものの、全く大丈夫そうに見えない。
「……今日、早く寝なよ」
さっさか荷物をかき集めて、はじめはかずきとふゆに荷物を渡す。
「そうだよ、健康第一だからね(私が言うな)」
心の中で突っ込みを入れながらふゆの頭を撫でた。
「じゃ、私用(原稿)があるから。じゃねー」
と、まずかずきがイチ抜けした。
「……それじゃ……私も」
何が目的だったのか、ふゆもバイバイしてしまった。

「……なんだったんだろ」
首を傾げながらまた携帯を開く。
「あれ、電源切ったままだっけ?」
と、電源を入れた瞬間、いきなり七件のメールが入った。
「……え?」



170 名前: 130氏最高44 投稿日: 02/11/09 16:00 ID:c3HWUAkS
『ふぬぅう〜!なんで連絡つかねーんだよ!!早く原稿渡せ! 詠輔』
『電波悪いフリしても無駄やで!今日そっち行くからな!! 由太』
『……………………………………………………………………………… 綾』
『やっほー、かずき君に似合う衣装作ったから、これから行くね★ 玲』
『お前なんで何日も大学来ないんだよ!また原稿か!? 瑞希』
『ぱぎゅー!!約束を守らない人は悪ですぞ!! すばる』
『かずきよ、悪いが世界ウ○ルン滞在記を録画してくれ ゆあぶらざー』
ぱたん。
―――はじめは、何も見なかった事にした。

「……あれ、緒方理奈の新曲?」
……の着メロ。電源は切った筈なのに。てか私の着メロは仮面ラ○ダーXの筈。
嫌な予感がしてメールを見る。
『わかりました。今日も待っています 篠塚』
「……どゆ事?」
意味が全くわからなかった。

メールが届いた。しかし、知らない曲。が、心此処にあらずのふゆは気付かない。
(……やっぱり、私の事、軽蔑してるかな……あの人の事、好きでもなんでもな
いのに……私どんどんおかしくなってく……)
かぱ、と携帯を開く。
『今度の連休、こちらへ来ませんか?私が腕を振るってご馳走します 鶴丸』
『悪い事は言わねー。来るな!来るんじゃねぇ!!来ないで下さい!!! 梓』
『……お願いです。命に関わります。来ないで下さい 楓』
『あのね……お願いだから今度の連休旅に出て。お兄ちゃんが…… 初音』
「………………あの料理?」
思い当たる節があるのか、ふゆは身震いしてもと来た道を回れ右した。

―――ヒロインズの受難は続く―――



171 名前: 前733 投稿日: 02/11/09 18:43 ID:AiqA5463
風邪と戦いながらSS書いてます。
今回はネタにしづらく、敬遠されがちなAIRモノです。
それでは導入部をどうぞ。


172 名前: 前733 投稿日: 02/11/09 18:44 ID:AiqA5463
夢を見た。小さいころの夢。太鼓の音。にぎやかな声。露店の食べ物の匂い。
そのかたわらで泣いている小さい女の子。
私はその女の子に何もしてやることができず、ただ立ち尽くすばかりだった。
ふと私はあるものを見つける。1枚の羽根。その羽根は不思議な光を放っていた。
私は女の子を連れて社の中に入った。羽根を見ているうちに女の子は泣き止んだ。
女の子が羽根に手を伸ばす。しかし届かなかった。
そこで私が手を伸ばして羽根を掴み、女の子の目の前にやった。
するとその羽根は強い光を放ち、私たちを包み込んだ。

「!!」
私は勢いよく起き上がる。なんだったんだろう今の夢は。
ふと時計を見ると時計の針は5時半を指していた。
目がさえてしまったので起きることにした。とりあえずお湯を沸かし、
お茶を淹れる事にした。しかし時計はなかなか進まない。
お茶を飲み終えてから私は診療所前を掃除することにした。
待合室のソファーでは国崎君がタオルケットに包まりながらすうすうと
寝息を立てていた。私はその前を通り過ぎ、診療所のドアを開ける。
ほうきを持ってその辺の吸殻やごみを掃いた後、軽く水撒きして中に入った。
ソファーでは国崎君がまだ寝ていた。そこで私は国崎君の枕もとにある
黒い布を見つける。国崎君がいつも来ているシャツだ。
おそらく寝苦しくなったか何かで途中で脱ぎ捨てたのだろう。
私はシャツをたたみ、すぐ横のテーブルにそれを置いた。
「んん………」
国崎君が寝返りを打つ。その拍子に体に掛かっていたタオルケットが落ちた。
私はそれを拾い、国崎君にかけようとしたその瞬間、私の目に映ったのは
胸元の二つの膨らみ。その先には小さい桜の蕾があった。
「国崎君、国崎君!」
私は何度も彼の名を呼んだ。しばらくして国崎君が起き上がった。
「何だ聖、まだ6時半じゃないか。」
私は彼の言うことを無視して診察室に連れ込んだ。


173 名前: 前733 投稿日: 02/11/09 18:44 ID:AiqA5463
夢を見ていた。小さなころの夢。母に抱きしめられる夢。
あたたかい。心地よい。母の体に包み込まれそうだ………。
そんなとき、母とは違う女性の声が聞こえてきた。
「………君、………崎君、………国崎君。」

「国崎君!」
聖に体を揺さぶられながら俺は目を覚ます。
時計を見るとまだ6時半だった。
「何だ聖、まだ6時半じゃないか。」
しかし、聖はお構い無しに俺の腕を掴み、診察室まで引っ張っていった。
「とりあえずお茶でも飲まないか?」
俺は聖が差し出したお茶をすする。だんだん目がさめてきた。
「で、単刀直入に言うが、その体は何だ?」
聖が俺に向かって言う。わけがわからず俺は聞き返した。
「俺の体がどうした?」
聖が右側にあった鏡を指差す。俺はその鏡を覗き込んだ。
そこで俺が見たものは胸元の二つのふくらみと小さな桜の蕾だった。
「!!」
俺は思わず両手で胸元を抑える。何故俺にこんなものが?
俺がその姿が現実のものであると認識したのはそれから10分後のことであった。
「少しは落ち着いたか?」
「ああ、なんとなくだがな。」
「国崎君はなんでこんな体になったかわかるか?」
「いや、わかんねえ」
「これは私の推測だが……………」
聖は朝見た夢のことを話す。要するに神社の羽根の影響かもしれない
ということらしい。しかし、佳乃の一件で俺は法術が使えなくなっている。
解決策は無いに等しかった。


174 名前: 前733 投稿日: 02/11/09 18:55 ID:AiqA5463
とりあえず往人反転してます。さてこれからどうしようか。
濡れ場は今推敲しているので、完成は明日中になるかな。


175 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 18:59 ID:6MbTi/MZ
━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!


176 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 19:44 ID:NNysDq9f
久々に見に来たら、恐ろしく傑作揃いですな。
ニヤニヤしながら読んでたよ。


177 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/11/09 22:19 ID:+J/+5G9S
聖×往穂ネタ考えてたら、先にやられちまったw
とりあえず発表はもっと先で、ネタ練るだけ練っとくとしますか。


178 名前: 趣向変えたら見事に被った44 投稿日: 02/11/09 22:25 ID:A+TwuxRV
―――暇だ。
他人の家で偉そうに寝転がりながら、孤高の旅人国崎往穂(年齢不詳)は呟いた。
あまりに暇なので、往穂は頭にふと思い浮かんだメロディを口ずさんだ。

「怪医〜ひ〜じり〜ん、メス投〜げろ〜♪」
バビ○2世の節で世露死苦。
「みち〜るどんは〜みぞきっく〜(鳩尾キックの意)♪」
「ほうほう」
「酒飲み晴彦〜悶絶死〜♪」
「おお〜★って、なんで俺だけそんなやねんっ!!」
すぱぁんっ、と往穂の頭を叩いた。
「……痛いじゃないか」
「当たり前や!なんでこの俺だけ死亡、しかも悶絶の末なんや!!」
……そんなに怒る事か、と本気で思う。
そして同時に、起きたか、と思った。

「んっ……ぅ……う……」
涙眼になりながら、口で男のものを咥え込む。涎が口から溢れ、晴彦のそれを濡
らす。
いつもの黒いシャツを着たまま、下半身は何も着けずに、四つん這いになった姿。
「あー……ええで、その調子や。アンタも上手くなったなぁ」
往穂の頭を撫でながら、茶化すように呟く。
二人が身体を求め合うようになったのは、五日前に遡る。ふとしたきっかけで、
晴彦が押し倒した。そして往穂が抵抗しなかった。それだけの事。
晴彦にとって計算外だったのは往穂が初めてだった事。好都合だったのは往穂が
処女を捨てたがっていた事だった。
二人の間に恋愛感情は無い。ただ、お互いの身体を貪り合うだけ。
ただ、主導権は未だ晴彦の方にあった。



179 名前: 趣向変えたら見事に被った44 投稿日: 02/11/09 22:27 ID:A+TwuxRV
「……あ」
往穂の頭を掴み、口を自由にさせてやると、汗で身体に張り付いている黒いシャ
ツをたくし上げる。予想外に大きめだった乳房を露わにすると、指先で乳首を擦る。
「っ……ぅあ……」
逃げようとするが、許さない。『感じる』事自体に羞恥を感じているのか晴彦に
感じさせられるのが悔しいのか、何故か彼女はいつも快感から逃れようとする。
晴彦はそれが面白く、執拗にその肢体を嬲る。
「その姿で外出る気ぃか?」
だらしなく、そして扇情的に曝け出した身体。潤んだ瞳。男の情欲をそそる、一
人の女がそこにいる。
いつもとは違う、情けなく、滑稽なまでに女を前面に押し出した哀れな彼女。
覚え立ての快感と羞恥と悔しさと、なんだかわからないドロドロの感情とが混ざ
り合い、往穂を翻弄している。
「や……ぁあっ……あ……やめ……」
力の抜け切ったその細い腰を掴む。無理矢理膝を立たせてもう一度四つん這いに
させる。股の間に指を滑り込ませると、ぬるりと濡れるものが指に触った。
「いや、やないやろ。濡れとるんやろ?な、俺のこれ、アンタの口で元気にして
もろたモン、今度はこっちの口に入れて欲しいんやろ?」
耳元で、囁く。その声が、往穂の意識を溶かしてしまう。服従させるように、優
しく、いやらしく責める。
「な、往穂……入れて欲しいんやろ?ここ、もう欲しいって、泣いとるで。ほら」
試しに指を一本だけ差し込む。きつく締め付ける膣中に、更にもう一本。
「うぅ……うっ……く、くぅ……」
指で弄ばれながら、片方の手で乳房を柔く揉まれる。往穂が肘を着くと、膣内に
差し込んだ指はそのままに、その華奢な身体を仰向けする。
「ほら、どんどん入るで」
「っあ―――!!」
指を三本に増やし、奥まで突く。
往穂の声が、初めて大きく響いた。



180 名前: 趣向変えたら見事に被った44 投稿日: 02/11/09 22:29 ID:A+TwuxRV
「なぁ、アンタいつも俺にだらしない言うとるやろ?なぁ、見てみいや自分のカ
ッコ。大股広げてアソコ濡らして。自分の方が酷いんちゃうか?」
見下すように言い放つ。だが、既に往穂の耳にはそんな言葉は入っていない。
それこそが、彼女の意思表示。彼女の、返事だった。
「しゃあないわな、ホンマ。この淫乱娘はなあ」
くくく、と笑いながら往穂に覆い被さる。そして―――本当は、自分も限界寸前
だったりするそれの先端を、往穂の入口に押し付けた。
「ぁ―――」
小さな、往穂の声。何か言おうとしたようだが、それはキスで塞がれた。さした
る抵抗もしないまま、それを受け入れる。
「くっそ、相変わらずええ仕事しとるわ……」
強引に押し入る晴彦自身をやわやわと締め付ける。あくまで、往穂は晴彦の背に
手を回さない。シーツを握り締め、自分の腕を噛む。そうする事で、声を漏らさ
ない為に。
―――最初は、晴彦もその行為を止めさせようとした。
今は、もうどうでもいい。必要なのはそんなものじゃない。
「ふ―――っく、ふぅっ……ふ」
ぎりぎりと、腕を噛み締める。服が傷むから、直接。そして声を出さない代わり
に涙を流す。心を受け入れないために、最大限身体を受け入れる―――そんな風
だった。
「くうぅっ……う……ぅ」
びくびくと、往穂が小刻みな痙攣を始める。あぁ、イきそうなんやな、と頭の中
の、どこか別な場所で考えた。そして―――
「っひぁ―――!?あ、やめ、はる―――」
気まぐれで、その腕を引き剥がす。当然、堪えていた声が全て出てしまう。
そして、今までに無い程、激しく奥を突く。ぐる、と体位を変えて、片方の肩だ
けが着くように、いつも噛んでいる方の二の腕を掴んで、後ろから。
「いやぁあっ!あ、ああ、あ、やめっ……あ……はる、ひ……こぉっ!!」
泣き叫び、哀願する往穂を無視して、まるで強姦するかのように一方的に貪る。
最後の叫びは、嬌声か、それとも―――



181 名前: 趣向変えたら見事に被った44 投稿日: 02/11/09 22:31 ID:A+TwuxRV
「……アホやなぁ……俺も、こいつも」
静かに眠る(失神したともいう)往穂を(半ば嫌がらせに)抱きながら、ひとつ
の布団に沈み込む。
不安げに眠る女。どうしようもない程、可愛くて、憎らしい。

でも―――けして『恋』や『愛』の類ではない。
傷の舐め合いでも、遊びでもけしてない。

「きったなぁ……」
胸に濡れた感触。当然の様に寝ながら垂らした往穂のヨダレ。そっとその頭を抱
き締め、ひとりヤバ気な自己満足に浸る。
「中途半端なセフレやなぁ……」
苦笑しながら、押し寄せる睡魔の波に身を任せる晴彦だった。


……この二人性別逆転させたら一番エロ書きやすかったんですけど……
すいません、色んな意味で……
エビの背わたで吊って来ます……うっうっうっ……



182 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 23:48 ID:ox8/prFk
 冷酷な人。けれど、どこか寂しい人。
「――だから、かな。こんなに気になるのは」
 ただの同情? それだけで、こんなにも彼の事が気になるのだろうか。どうして……こんな風に思ってしまうのだろうか。自分の恋人は、彼では無いというのに。
 森川勇輝といる時、自分はきっと幸せなのだと思う。優しく、そして愛しい人。ああ、私はこれだけは言える。私は――藤井ふゆは、森川勇輝を愛している、と。
 だというのに、なぜ。
「なんで――なの」
 心の片隅に焼き付いたのは、一人の男性の姿。常に乱れず、常に冷静にあり続ける。氷のような人。けれど、時折見せる微笑みがほっとさせてくれる人。
 勇輝にとって敵になり得るならば。マイナスになり得るならば。どんな手段を採ってでも排除すると宣言したあの人。篠塚弥生の顔が、脳裏に浮かぶのだ。
 恋ほど優しくなく、愛ほど確かな物でもない。
 この感情は、そう。多分、きっと――――。
 私は、頭から布団を被ってベッドの中に潜り込む。目を閉じて、眠ろうとする。
 けれど、眠ろうとすれば眠ろうとする程に、彼らの姿が浮かぶのだ。
「……勇輝ぃ」
 泣きたくなる気持ちを叱咤しながら、私は枕に顔を埋めた。


183 名前: 便乗ふゆ@130 投稿日: 02/11/09 23:48 ID:ox8/prFk
 篠塚弥生は沈黙したまま、YUKIと緒方理緒のステージを見つめていた。横には事務所社長でもある緒方英二が立っている。
「勇輝クン。なんだか最近、様子がおかしいねえ」
「……ええ」